会おうと誘うのはいつも私からで、いっせい君から言われることはなかった。興味が無いからなのか、彼氏のいる私に気を遣っているからなのかわからないけど、いつも私からなので誘ったら迷惑なのか迷うこともあった。
でも一度だけ、いっせい君から『来てくれへん?』てメールもらったことがある。彼は腰に持病があり、急に痛くて動けなくなってしまったから、私に助けを求めたのだ。
そんな時に頼ってもらえたのがすごく嬉しくて飛んでいった。
はたから見れば都合のいい女になるだろうけど…。結局行ったらえっちなこともしてあげたくなり、その日は口でしてあげた。『口ではあんまりいけへんのよ』って言ってたけど、頑張っていかせた。
ある時は、『俺しばらく助手席乗ってないなぁ』と言うから、私の運転で夜中にドライブもした。帰るともう夜が明け始めて、彼がサーフィンに行く時間が迫っていた。
彼は、私にドライブのお礼を言ってその日はえっち無しで終わるつもりだったようだけど、私はしたかったので、生まれて初めて自分から『しなくていいの?』と誘ってみた。
彼は『ええの?時間ないから終わったらすぐ帰ってもらう感じだし、あんまりじっくりしてあげられへんけど…それでもええの?』と、私を気遣って言ってくれた。
『いいよ』と言って、結局その日もした。じっくりしてあげられないとは言っても、やっぱり彼氏よりは時間をかけてくれて気持ち良かった。
その後も数ヶ月関係は続いたけど、お互い遠慮がちな性格だったせいか、自然消滅してしまった。
でも、いっせい君とのことは今でも素敵な思い出だ。短時間でも憧れの人の彼女のような気分を味わえて嬉しかったし、女としてほんのちょっとだけ自信が持てた気がする。
いっせい君との出会いにより、私はますます出会い系サイトにはまってしまった。