『ギリシャ神話』概要
ギリシャ神話は、特定の一人の著者によって書かれたものではなく、古代ギリシャの詩人や作家たちによって伝えられ、記録されたものです。代表的な著者はホメロス、ヘシオドス、アポロドートス。
ギリシャ神話は、古代ギリシャ人が語り継いだ神々や英雄たちの物語であり、これらの物語は、宇宙の起源や自然現象、人間の運命などを説明するために作られました。
主な神々には、オリンポス山に住むゼウス、ヘラ、ポセイドン、アテナなどがいます。ゼウスは神々の王であり、雷を司る神です。ヘラはゼウスの妻であり、結婚と家庭の守護神です。ポセイドンは海の神であり、アテナは知恵と戦争の女神です。
ギリシャ神話には、トロイア戦争やオデュッセウスの冒険、ヘラクレスの十二の功業など、多くの有名な物語があります。これらの物語は、ホメロスの『イリアス』や『オデュッセイア』、ヘシオドスの『神統記』などの古典文学に記されています。
青銅製のロボット・タロース
一説には彼は青銅族に属すといい、また一説ではヘーパイストスによってミーノースに与えられたのであるともいう。彼は青銅人であったが一部の人々は彼を牡牛であると言っている。頸から踵まで延びているただひとつの血脈を持ち、血脈の終わりの箇所には青銅の釘がはめこんであった。このタロースは日に三度島を走せめぐって番をした。
『ギリシア神話』
(アポロドートス 高津春繁 訳)より
機械の体を持ち体内にはコードが走り、踵には補強の為に釘が打ち込まれている…『ギリシャ神話』に於いて描かれているタロースの姿は正にロボットそのもの。タロースは全く架空の存在なのか?それとも、古代ギリシャ文明はアンドロイドを製造できるような高度なテクノロジーを持っていたのか。真相はギリシャの神々のみぞ知るといったところでしょうか…。