高年齢者雇用:「65歳定年」要請へ 厚労省研究会
千葉県柏の社会保険労務士 小田一哉です。
厚生労働省の「今後の高年齢者雇用に関する研究会」(座長・清家篤慶応義塾塾長)は9日、
法改正により定年年齢を今の60歳から65歳へ引き上げることを検討すべきだとする報告書
の素案を大筋了承した。
定年延長が困難な場合でも、65歳までの雇用を確保する「継続雇用制度」を守っていない
企業名の公表など、規制強化を求めている。
同研究会は6月に報告書をまとめる予定で、同省は報告書を厚労相の諮問機関、
労働政策審議会に諮り、高年齢者雇用安定法の改正を目指す。
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http://mainichi.jp/select/biz/news/20110510k0000m040127000c.html
現在定年は「60歳を下回ってはいけない」と定められ、65歳までの継続雇用が
高年齢者雇用安定法という法律で定められています。
65歳継続雇用(現在は64歳)が義務付けられていますが、これは企業側が
労使協定で定めた基準に、「合わない」ということであれば、60歳定年でも”よし”とする
制度になっています。
年金も65歳支給に段階的になっていくし、雇用もそれに歩調を合わせることは、『制度』として
必要でしょう。
ただし、65歳まで働くという意識をしっかりと当事者も持ち、60歳以上になってもしっかりと
仕事をする、腰かけにならない、会社にしっかりと貢献する、
こういう姿勢が求められるでしょう。