起業のセカンドステップを動画制作で応援!
フリーアナウンサー&動画クリエイターの
小田根実穂です。
自分は何者なのか‥その答えは?
ラジオパーソナリティ
ニュースアナウンサー
司会
後進の指導のための講師業
これまではこれが私の主な仕事でした。
そこに、動画制作業が入ってきた。
なぜ?
と、不思議に思う方もいらっしゃると思います。
実は、私はアナウンサーの新人の頃、
番組制作を経験しています。
当時は、毎日生放送している
ニュース番組のスタッフという位置付けで、
カメラマンと2人で取材に行き、
先方にお話を聞いて原稿書き。
カメラマンさんが編集した
短くて30秒、長くて4分くらいの動画に
テロップ(字幕)をつける
取材先は違うものの、
毎日その繰り返しでした。
(仕事の比率は
制作スタッフ8割、アナウンサー2割)
当時はまだデジタルではない頃。
撮影はテープに録画する形で、
動画を編集するといっても
今のようにパソコンではなく
専用の編集機を使うしか
方法はありませんでした。
毎日の取材の中で
「伝える」ことの
楽しさや、やりがいを
知らず知らずのうちに
自分の中に刻み込んでいってました。
そんな経験が
もしかすると生きるんじゃないか?
今から10年ほど前、
自宅のパソコンに動画編集ソフトを入れて
独学で編集を学びました。
「独学」というところに
いまいち自信が持てず、
お金を出して学びに行こうか‥と
悩んだ時期も。
しかし、
どんどん動画を取り入れる人が
増えてきて
いろんな動画を目にし、
新人のころに培った
ニュース番組制作の経験が後押しして
「こういう動画なら作れる」
というスタイルのようなものが
出来上がりました。
でも、まだまだ
フリーアナウンサーとしての経験の方が
豊富だし、少しは認知されている。
いや、私のことなんて誰も知らない。
今後は表に出るより
裏方でやっていきたい。
でも、その経験はほとんどない。
ふわふわした状態で
自分が何者なのかわからないままでした。
そんな時、
「教材動画を作りたいんですけど
できますか?」
という依頼が来たのです。
いや、やったことありませんけど‥
ご依頼下さったのは
ある学習塾で講師をされている
大学教授。
ご自身も副業でされていて、
動画を教材として販売することについては
全く未知の世界。
でも、今後はそれもやっていかないと。
という手探り状態でした。
塾の現場や
既にできているテキストなどを見せていただき、
私なりに一度作らせていただくことに。
本当は、畑違いだし
私が引き受けて良いものかどうか。
やるとは言ったけど
どうやって?何から?
ディレクターさんをつけるべきだろうけど
その分費用がかさむよね。
ということは、ディレクターは私??
真っ白な状態で始まった
教材動画制作。
全身全霊でぶつかっていきました。
私だからできたことも
まずは、絵コンテ作り。
毎回テーマに沿って、
オープニング(先生の挨拶)
↓
漫画で学ぶ
↓
絵を見て受講生が自分で考える
↓
まとめのテスト
という流れ。
講師の先生の登場部分は
セミナールームを借りて
まとめて撮影。
講師は基本的に1人の先生なので、
同じ顔と声が続かないよう
ナレーションを多用。
それには、声優を目指す専門学校生の協力を
得ることができました。
30分ほどの動画を作るために
1〜2ヶ月ほどお時間をいただき、
試行錯誤で作った動画にOKをもらった時は
正直、燃え尽きておりました(笑)
でも、ここからが本当のスタート!
1人で
1ヶ月に2本の動画を編集し納品するという
お仕事がスタートしたのです。
私にはできないかも?から始まったお仕事。
時間をかけて、
どうすればできる???
に、頭を切り替えて
少しずつ形にしました。
基本的には1人でやっていた仕事ですが、
きっちりと演じ分けて
ナレーションをしてくれた
声優を目指す学生たち。
その録音をしてくれた
アニメ制作スタッフを目指す学生たち。
(もちろん彼らには仕事としてやってもらいました)
編集は孤独でしんどいものでしたが、
学校や学生、家族の協力を得て、
私にとって
かけがえのない経験と実績になったのです。
チャンスが来た時、動けるかどうか
「これ、できますか?」と言われた時。
それは、チャンスです。
もちろん、
お断りした方が
お互いにとって良い場合もある。
でも、できそうにないことでも
どうすればできる??を問い続けてみても
よいのではないかと思います。
納得した上で引き受ける。
引き受けたからには
「できる」方法をなんとかして見つける。
そこに、人の力を借りてもいい。
とにかく、できる方向性を見出していく。
そんなことの繰り返しが、
自分自身を育てているのでしょうね。