お昼休みとか、休憩時間に、音楽聴くのが好きなんですよ。


mp3プレイヤーで聴いたり、PCで聴いたり、いろいろですけど、No music, no lifeです。






ここで、何聴いてんの、って訊かれて、

カッチョイイ洋楽の名前なんかいくつか挙げられたらすげーカッチョよかったりするんですけど、

いかんせんカッチョよくはないので、

ベタな流行りの邦楽ばっかりです。






つーかね、英語だと、歌詞覚えられねぇ。





私は口ずさめる音楽が好きなので、
ジューダス・プリーストなんてとてもじゃないけど口ずさめません。



ノラ・ジョーンズを口ずさもうとしたら、あまりの発音の汚さに愕然とし、

ノラ・ジョーンズが台無しになったので、

それ以来、「ふふーーーん♪」という鼻唄でごまかすように努めています。









今日のお昼に聞いていたのは、
ウルフルズの、バカサバイバーでした。(古っ)




バカサバイバーって、タイトルからしてもう、絶好調に調子いい曲で、このバカっぷりがめっちゃ好きです。












お昼休み、
ヘッドフォンを耳に入れて、
ノリノリで聴きながら、
鬼平犯科帳を読んでました。









おれ♪イズムで♪
バ・カ・さばいばーーーーー!!!








隣の先生の肩が、びくっと震えたのが視界の端に映りました。







やばっ。つい口ずさんでしまったっ。







って気づいて、あわててアイソ笑い。






そのあと先生の視線は、私が持ってた文庫本の表紙に移動し、


「鬼平」



って書いてある文字を見た瞬間、


ぐぐっと眉をひそめ、
気のせいかもしれませんけど、




わずかににらまれたような気がしました。









バカサバイバー旋風が過ぎた後は、
いきなりバラードが流れ出し、
それも、平井堅。


いまさらながら、
mp3プレイヤーにこういう順序で曲を入れた人間(自分)の神経を疑います。
選曲がメチャクチャだ。







バカサバイバーの次には、嘉門達夫とか、残酷な天使のテーゼとか、DJ OZUMAとかそのへんを、入れとくんだった。


もしくは、平井堅入れるんだったら、その前には川嶋あいとか、斉藤和義とか、そのへんにしときゃよかった。







という私の後悔をよそに、
平井堅の「瞳を閉じて」が流れ始めました。











♪ 朝 目覚めるたびに~~~
♪ きみの 抜け殻が 横に~あ~る~










これも、無意識のうちに口ずさんでたみたいなんですけど、
もうなんだか、これはどうしようもない、自分のクセみたいなもんになっちゃってる気がするんですけど、
私は、こう口ずさんでしまってました。











♪ 朝 目覚めるたびに~~~
♪ せみの 抜け殻が 横に~あ~る~













きみの抜け殻、の部分を、
せみの抜け殻、にしちゃうんですよ。どーしても。





今年の夏も、あちこちの道路に、
セミのご遺体や抜け殻が、落っこちていたことであるなぁ、
という哀愁込めながら、
そっと、口ずさんでいました。














うさこ「・・・・」(ハッ)














隣の先生の、つめたーーーーーい、刺すような視線に気づきました。





・・・・うん。


私が逆の立場だったら、
間違いなく、ヤバイ人を見る目つきで、
にらむと思います。













でもでも、聞いて下さいよ、奥さんっ(みのもんた風に)!!





世の中のラブソングの、「き」を「せ」に変えるだけで、
なにもかもがズッコケになるんですよ。

この小技は、ハンパない威力を発揮するのです。





目が覚めたら、セミの抜け殻が隣にあったりするだけではありません。








バンザーーイ きみを好きでよかった~

バンザーーイ セミを好きでよかった~







勝手にしやがれ。って感じになりませんか。こうすると。

せっかくのラブソングも一発で台無しです。








ダーリン ダーリン いろんな角度からセミを見てきた~
そのどれもが素晴らしくて~




どんだけ、いろんな角度からセミを観察したんだよ。セミ愛好家かっ!!



てな感じで、これも一発で台無しです。桜井さんごめん。









何度も何度も セミを想って
何度も何度も 未来描いた~♪










セミ、想い過ぎ。



テルマちゃんも真っ青です。




こんな感じで、「き」を「せ」に変えるだけで、
あぁらステキ、
すべてのラブソングは、ことごとく台無しになっていくのです。










こんなことを考えている自分が、
まさにバカサバイバーだと思いました。




てか、これ、私のとっておきの持ちネタなのです。(おいっ)