えーと。


受験生の方、センター試験おつかれさまでした。


いまごろ採点も終わって、どこに出願しようかぎゃいのぎゃいのと言ってるころではないでしょうか。

私はろくすっぽ採点もせずに、「ここに行きたいからここに行く」というわけのわからん理由で、

採点する前に願書出しちゃってました。

いま思えば、むちゃくちゃです。なにも考えてない馬鹿でした。




・・・・・あのですね。


私、
基本的に、学校というのは、
通学するものと思っていました。




なのでまあ、まじめにとりあえずは、
きいてるかきいていないかを別として、
出席しているタイプの人間でした。
で、ぼや~とノートをとって。






ほらほら、あのねーー、



高3なんかになってくるとですね、
もう、学校の授業なんかタルくて受けてらんないってひとがでてくるわけです。

私の仲良かった友達もちょうどそんなギャルでした。






友達「だってさー、意味わかんない、受験と関係ない授業きーてる場合じゃないジャン。あたしは、予備校行くから~」




そういいながら彼女は、
スカートのウエストをぎゅいぎゅいっとたくしあげて、
じまんの細くてしろい足をさらし、
ルーズソックスをばっちりはきこなしながら(ふるくてごめん)、
ぺたんこのかばん持って、
やれS台やら河○塾に、通っていってたのでした。







なんか、卒業基準に、出席率っちゅうのがあるらしいっす。
2/3以上出席してないとだめらしくて。






なので彼女は、そのへんうまく考えながら、
病気ですとかわけのわからん理由つけたり、
ときにはもうめんどくさくなってなーんも連絡せずに、
しょっちゅう、高校は休んでいました。

先生も、あきらめてたようです。





・・・・

リクツ的には、
彼女のほうが、たしかに、効率いいのかもしれん。
受験と関係のない授業をちんたらとうけているよか、
予備校とかで、自分の弱点とか、したい勉強を集中してするほうが、
成績が上がるものなのかもしれません。






でもなんだか、そーゆーのはチガウよなあとなーんとなく思っていた私は、
とりあえず高校に毎日通っていました。



でも、受験と関係ない地学の授業なんかがあると、
睡眠してみたり、
にがてな数学の勉強恋の矢をしてみたり、
してたんですけど。。。。


でもとりあえずは学校、かよってた。(小心者だし)







高3になって、やれ有機化学やら無機化学やらが出てきて、
ますます私は、授業についていけなくなりました。


なにしろ、もうきちがいみたいに、なまえが長い。
ありえんくらいダラダラした名前です。







4-エチル-3-メチルオクタン







・・・・?え?


なんて?


奥たん?  





・・・それでええがな。奥たんと旦那たんじゃっ。








メチルイソプロピルエーテル


・・・・メーテルリンクが限界。








2,2,4-トリメチルペンタン


・・・・ペンダントとかでもいいですか。











頼むから、

わけのわからん長い名前を、

やめてください。



と、あまりものおぼえのよろしくない私は、

毎日毎日、こう思っていました。







という感じで、もう、日々いやけがさしていました。
なにしろとにかく、記憶力がないんですよ。
なにを言ってるのか、まったくわからん。







わからんなりに、






なんと!!!





ある日、授業で小テストがありました。
なので、もうつめこみでもなんでもええので覚えないとしかたありませんでした。






机に書く。
つぶやきまくる。
ノートに書き倒す。
へんな語呂を考える。
トイレの壁に貼る。




こんなんが受験にでるんだから、
日本の世の中は殺生でございます。
覚えられん。


受験を乗り越えるためにはおぼえんといかん。






ということで必死でした。






ある日、例の予備校ばっかり行って学校に来ない彼女が、


「うさこちゃん、ノートかして~」ニコニコ
と、のんきな調子で言ってきました。





なにしろ、授業出てないので、
授業の内容も全然わかんないはずなのです。彼女。
でも、今度の授業で行われる小テストを受けなくてはならないので、
その範囲を勉強するからノートを貸してということでした。




こっちは必死なのに、

授業でてないこの人はヨユウ。すてき。。。







私は、いいよー、と彼女にノートを渡すと、
ゆるくパーマをあてた茶髪をゆらしながら、
鼻歌交じりにコピーをとっていました。






彼女「無機化学なんだねー。無機化学ってわけわかんないよねー」ニコニコ音譜


うさこ「もーーーーーーーじぇんじぇん、わからん・・・異星語」ガーンドクロ


彼女「まーこんなのは適当に覚えちゃえば、終わりジャン。がんばろうっと~」ドキドキ








彼女の胸元の赤いリボンがまぶしかったです。








で、私はそのあとも、必死で勉強しました。
つめこみ大作戦で、覚えまくったんです。














その甲斐あって、












なんと!!!!











やりました!!!!













35点獲得しました!!!!快挙です。













ちなみに、この試験の平均点は68点。
彼女の点数は、96点。






・・・・・100点満点の、テストです。




人にノート貸した人のほうが点数悪くて、借りたほうがずっと点数いいって、どうゆうこと。





世の中の理不尽をかみ締めながら、




友達「うさこちゃんって、アタマいいよねー。ノート、すっごいわかりやすかったし、すっごいポイントまとまってたよ。勉強しやすかった」


と、お褒めに預かりましたが、







私の心は台風もよう。しょぼぼぼーーーん。


とほほ。。。。

忘れられない、出来事です。




 

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