オリコン。



音楽だけだと思ってました。オリコン。






・・・でも、オリコンで、


http://www.oricon-medical.jp/ranking1.html


こんなサイトを見つけてしまいました。


その名も「患者が決めた! いい病院ランキング」







日ごろ、いつも思います。
いい病院って、何?
いい医者って、何?

・・・と。


なかなか、いい病院かどうかや、いい医者かどうかを評価するのって、むずかしいことだと思います。

たとえば、診断技術は確かだけれど性格の悪い医者と、診断技術はいまいちだけれど性格のいい医者と、どっちが「いい医者」なんでしょう。
人によって、答えが分かれると思います。




また、科によっても違ってくるかもしれません。
外科医なら、なにをさしおいてもやっぱり、手術がうまいことがいい医者としては必要不可欠でしょう。
でも、たとえば内科で、膠原病だとか糖尿病だとかを専門にしている医者には、手術手技のうまさは関係ないことだし、それよりはむしろ、患者さんに納得いくように病状を説明したり、薬をうまく使って病気をコントロールしていく技術だとかのほうが大事でしょう。





ここの「ランキング」を見て思ったことは、


小児科と産科がやたらと多い!


ということです。




これ、必ずしも、小児科と産科に優秀な病院が多いからこういう結果になったとはいえないのではないでしょうか。



私はむしろ、
「小児科、産科にかかる場合は他の科よりも必死で”いい病院”を探している」
せいではないかと思うんです。


だって、小児科も産科も、患者さんひとりの問題ではないからです。
小児科にこどもをつれてくる親は、自分が病気のときよりも心配だし、必死です。
産科も、こどもを産む科だから、やっぱり必死。


必死必死といいまくって、いい言葉が思いつかないけれど、小児科と産科はやはり「必死度」が高いのではないでしょうか。
(そんな言葉あるのか)

それゆえ、他の科にくらべて必死に「いい病院情報」を探そうとする人が多くて、

それゆえ、必然的に他の科よりも小児科産科の「この病院はヨカッタよ!」という情報が集まりやすいのでは。と、思ってるのですが・・





たとえばレストランなら、あの店はおいしいとか、この店はおいしくないとか、ある程度まあ、ガイド本とかでもわかると思うのです。
個人個人の嗜好の違いを差し引いても、まあある程度は、わかるんじゃないかと。



でも、病院って、ほんと、ワカラン気がします。
「人柄のいい先生」なら、クチコミとかもあるだろうし、ある程度みんなの意見も一致するでしょう。
でも、ウデがいいのかどうかって、なかなかわかりにくいのでは。


内情をよく知ってるスタッフなら、「あの先生は、オペうまいよー」とか、「あの先生はなにをやらせても雑だ」とか、わかるかもしれませんが・・・。



書いてるうちに、オチがなくなってきました。



いい病院、いい医者の評価って、むずかしい・・。


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