それは、ある日の朝の出来事。





うさこ
「ああっ! 先生、おはようございます!!」ニコニコ


廊下で、ぐうぜん、タピ岡ドクターとすれ違いました。




タピ岡ドクター
「ああ・・・うさこくん。おはよう」ドクロ



なんだか、しんどそうなタピ岡先生。
どうしたんだろう・・・。








うさこ
「先生、なんだかお疲れで?」


タピ岡ドクター
「最近、いそがしくてねぇ。いろいろと・・・」


そうですかそうですか・・・。






タピ岡ドクター
「・・・過労だよ。働きすぎ」




・・・タピ岡先生が言うと、「家老だよ」に聴こえるのは、私の勝手な誤解でしょうか。
これで、先生が白衣じゃなくて、
マツケンサンバみたいな時代劇の衣装着て、
花吹雪でも散らしていたら、
ファンすぎて泣いてしまいそうです。










タピ岡ドクター
「そういえば・・・・君に、鳥の話をしたかな」


うさこ
「鳥? なんですか、鳥って。焼き鳥? ウマイ店があるとか!?」


タピ岡ドクター
「・・・・違うよ。なんで君はそう、食べ物のことばっかりなんだ! 鳥といったら空飛んでる鳥のことだ」



・・・・はぁ。スビバゼン(花粉症で鼻つまり気味)







うさこ
「鳥の話って・・・・なんですか?」


タピ岡ドクター
「1度しか言わないから、よく聞けよ」







タピ岡先生の、きらきらした瞳は真剣そのものでした。
ぽや~んとその瞳を見つめていると、悩殺されそうでした。


一度しか言わないらしい、鳥の話。

なんだろう、なんだろう。


どんなロマンチックがそこにはあるのか。

















タピ岡ドクター
「・・・・鳥のひなが、木から落ちました。
 コトリ」

















(゚Д゚)







(゚∀゚;)










(゚Д゚)














「茫然自失」という言葉は、こういう心情をあらわすときのためにあるのだということを、ものすごぅぅく、心から痛感した瞬間でした。


あまりの言葉に心打たれ、ムネ打たれ、心臓も止まりそうになりました。










タピ岡ドクター
「ついでにひとこと、言っていい?」


うさこ
「な、な、なんですか」(うるうる目)


タピ岡ドクター
「きみのブログでは、俺の虚像がひとり歩きしてないか。あれじゃあ、ただの変態だ」


うさこ
「そ、そんな・・・!!」






せんせいのこと、


タイヘンだとは思ってますが、
ヘンタイだとは思ってません。誰も。たぶん。







登場一日目にして、ムック先生をはるかに凌ぐ爆裂な人気をかっさらっていったタピ岡ドクターに涙、です。
先生すごいよ。すごいよマサルさん。









タピ岡ドクター
「じつは、・・・俺は・・・もうすぐ、病院を出て、旅に出るんだ」


うさこ
「はぁ?!! なんでまた! どこへ行くつもりですかっ!!」


タピ岡ドクター
「ダテに旅岡という名前じゃないんだぜ。だから旅に出る。もうすぐ旅立つ予定だ」


うさこ
「な、ナニを言い出すんですか。本気ですか?! 先生は医者じゃないですか!! 先生がいなくなったら、患者さんが困り果てます!」





びっくりしました。


BGMは、サザンオールスターズ「あなただけを~Summer Heartbreak~」です。




♪行かないでーーーーーーぇぇぇーーーーーーぇぇぇーーーーーーー

♪あのナツはーーーーーーーーーーユメぇぇ~~~

♪いまは思い出ぇ~~にのーこーる ひとぉぉぉ~~ときぃぃぃーーーーー









なんとか先生を引きとめようとしたのですが、



タピ岡ドクター
「医者らしい医者なんて、まっぴらごめんだ。俺は旅立つ」


きっぱりと言い放たれてしまいました。


うさこ
「・・・・・」 (先生が行っちゃうなんて・・・・イヤだ!!)













タピ岡ドクター
「おれは・・・・
 イシャらしい医者よりもむしろ、まだ、
 イヤらしい医者のほうが、ゆるせる気がする」

 
 














(゚Д゚)



先生。





マグニチュード9.8くらいの衝撃なんですけど。






もう、言ってる言葉がなにもかもビッグすぎて、ついていけません。










世の中の医者、


イシャらしい医者と、
イヤらしい医者、


どっちの割合のほうが、多いんでしょう。










タピ岡ドクター
「そういうわけで、うさこくん。アディオスだ。」







ええーっ。
ほんとに旅立っちゃうんですか!?
アディダスくらいにしておいてください。おねがいだから。









タピ岡ドクターは、私の視線をうけながら、そのままくるりと背を向けて、歩いていきました。


振り向きざまに、こんなことを、私に教えてくれました。









タピ岡ドクター
「俺は・・・自然がスキだ。自然を愛している。
 森、山、海。どれも好きだから、自然を大切にしたい。わかるな?
 そう。エコロジーだ。これからは、エコロジーの時代だ」



うさこ
「・・・・・・」



タピ岡ドクター
「地球にやさしい、エコロジーを求めて、おれは旅立つから」




・・・先生。



先生、行かないで。





タピ岡ドクター
「地球にやましい、エロジジイにはなりたくないのだ」









(゚Д゚)




泣いて、いいですか。






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今日も、最後まで読んでくださって、ありがとう!!



もう5月ですなぁ。はやいですねー。

みなさん、連休はどこかにアソビに行かれてるんでしょうか。



どこもかしこも混雑してるのかな・・・。


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