冬休みは子どもたちが家で過ごす時間が増え、おやつを食べる機会も多くなりがちです。しかし、選ぶおやつ次第ではむし歯のリスクが高まってしまいます。子どもの健康な歯を守るために、冬休みだからこそ気をつけたいおやつ選びのポイントを詳しく解説します。
【なぜおやつ選びがむし歯につながるの?】
むし歯は食べ物に含まれる糖分が歯に付着し、それをエサに細菌が酸を作り出すことで歯を溶かしてしまうことが原因です。特に甘いおやつは糖分が多く歯に付着しやすいため、むし歯のリスクを高めます。また、おやつをだらだらと長時間食べ続けることや歯磨きを忘れることも、むし歯のリスクを助長します。
冬休み中は特に、家でのんびり過ごす中で食生活が不規則になりがちです。子どもたちが気づかないうちにむし歯リスクを高めないよう、注意が必要です。
【むし歯予防に良いおやつ選びのポイント】
むし歯になりにくいおやつを選ぶには、以下の点を意識しましょう。
・糖分が少ないおやつを選ぶ
砂糖たっぷりのスナック菓子やチョコレートは控えめにしましょう。その代わりに、野菜スティック(にんじん、きゅうりなど)、果物(りんごやバナナなど糖分が比較的低めのもの)がおすすめです。これらは噛む力を鍛えるのにも役立ちます。
・歯に付着しにくいおやつを選ぶ
キャラメルやグミのような粘着性のあるお菓子は歯に付着しやすく、むし歯の原因になりやすいおやつです。代わりに、クラッカーや全粒粉入りのビスケットなど、歯に付着しにくいものを選びましょう。
・甘い飲み物は避ける
ジュースやスポーツドリンクには、思った以上に多くの糖分が含まれています。飲み物は、糖分を含まないお茶や水をメインにすると安心です。特に、食事やおやつと一緒に飲む習慣をつけると、糖分摂取を抑えられます。
・カルシウムが豊富な食品を取り入れる
むし歯予防には、歯を強くする栄養素も欠かせません。ヨーグルトやチーズなどの乳製品はカルシウムが豊富で、間食にぴったりです。これらは酸を中和する効果も期待できます。
【おやつの時間を決めて「だらだら食べ」を防ぐ】
冬休み中は食事やおやつの時間が不規則になりがちですが、だらだらと食べ続けることはむし歯リスクを高めます。1日におやつを食べる時間を決めて、その時間内で楽しむようルールを作りましょう。また、食べた後には必ず歯磨きをする習慣を徹底させることが大切です。
【おやつ後の歯磨きがむし歯予防のカギ】
どれだけむし歯になりにくいおやつを選んでも、歯磨きを怠るとむし歯のリスクは高まります。特に、寝る前の歯磨きと保護者の方による仕上げ磨きは忘れないよう徹底しましょう。
歯磨きの後はフッ素入りの歯磨き粉を使うのもおすすめです。フッ素は歯を強化し、むし歯予防効果が期待できます。
【まとめ】
冬休みは、家族で過ごす時間が増える貴重な機会です。子どものおやつ選びを工夫しながらむし歯を予防する食生活を整えることは、健康な歯を育てる第一歩でもあります。楽しい冬休みを過ごして、むし歯ゼロも目指しましょう。
おだファミリー歯科クリニックは“ファミリー”の名の通り、アットホームで皆さんが来院しやすい医院を目指しています。楽しいおもちゃがたくさんある広い託児ルームや、ベビーベッド、授乳スペースも完備しています。お子さまの歯やお口のことで気になることがございましたら、お気軽にご相談ください。