ショックを受けること、ありませんか?
リラックスしているときほど、それは強くやってくる…。
そんな目に、あうのは嫌だ。だからこそ、日々、用心して、緊張し、配慮して暮らす。
過剰適応の傾向のある方の、日常かもしれません。
ほんとうに、ショックですよね。
なにか、思いもかけないことが起こる。うまくいかないことが起こる。。。
過剰適応の方でなくても、日常にショックはつきもの。
うまくいかないことも、山のような日々です。
でも、そんなとき、人は、どのように、それを回復しているのでしょう。
ショックを受けた心は、その時、ショックを受けています。
まるで、何かに殴られたか、ぶつけたか、したように。
「痛み」を受けています。ガーン、ジーン、ウルル。。。(涙)
でも、やがて、それは、流れていくでしょう。雲のように。。
だれかと一緒に、こんなことがあったと、受け止めてもらうと
驚きや、痛みや、悲しみは、だんだんと静まっていくことでしょう。
物事によっては、時間がかかることもあるでしょう。少しずつ、受け入れられたり、逆に、「これは、受け入れられないほど、今までにない大きな出来事だ、受け入れられなくて当然だ」など、苦しくても、そのショックを、段々、言葉の世界で取り扱える範囲にしていけるでしょう。
けがをしたときに「痛いの痛いの飛んでいけー」と
一緒に「痛み」を分かちつつ、
「痛み」がなくなることを応援してくれる人が、いるといないとでは、「心の痛み」の感じ方は、大きく違うことでしょう。
特に、小さい子どものときは、ショック、心の驚きを、どうしたらいいか、わかりません。
息をのみ、驚いて、どうしていいかわかりません。
どういう気持ちなのかも、初めはわかりません。
そこには、「言葉にならない痛み」があるのです。場合によって、それは、頭痛や腹痛、ぜんそくなど、さまざまに「身体化」していきます。
しかし、それを、環境側で、受け止められず、気づいてもらえなかったり、「無視」されたり、「うるさい」「なんてことない」「だまってろ」「声を出さずに泣け」などと言われたら、そのショックを受けた子どもは、どんな風に感じるでしょうか。
自分の受けたショックは、そのまま放置となって、処理されないまま、
ショックを受けた自分が悪い…。
ショックを受けてはいけない…。
そんな自分を、誰も、相手にはしてくれない…。
と思い込んでしまいます。
そして、日常の、ありとあらゆるところに存在する、
未知という世界が、子どもにとって、
恐怖と、失敗の許されない世界になっていってしまうでしょう。
ショックを受けることに恐怖があると、人は自分の感情を切り離してしまいます。
①ショックな出来事を自分が受けとめられないこと、②ショックを受けた自分を受け入れてくれる存在・他者がいないこと、それらのことから、自分の心を守るために、心を解離する術を身につけてしまいます。
場合によって、リスト・カットや、アルコール依存などに陥ることもあります。
また、傷つかない心や傷つかない存在であろうとし、なんでも出来ると思う“万能感”に頼り、過度なポジティブ・シンキングなど、躁的な高揚感に浸ったり、自身を捧げるような仕事の仕方、ワーカー・ホリックのようになる方もいます。
「過剰適応」も、そのような背景のなかで、身についていく防衛策の一つと考えられます。
未知の世界に生きていくことは、大人になっても、同じです。
ショックを受け止める、心のクッション。
ショックを分かち合える、関係。
ショックを分かち合うことに、慣れる。
分かち合ってもよいことを、知る。
そのような関係性を育むこと、そして、その関係性があなたのなかに、パーソナリティとして根付いてゆくことは、ショックを緩和し、世界が恐怖と失敗の許されない世界にならないようにするために、とても大切です。
あなたの心は、器を大きくしていくように、深みを増し、そして、繊細な気持ちに気づき、対処していけるようになるでしょう。(これが、心のミラーリング・メンタライゼーションの機能です)
そして、智恵を知り、思慮や慈愛を知りながら、年代を重ねていけるようになるでしょう。
ショックな気持ち。それを、受け止める気持ち。
心に、氷のように固まった、かつてのショックな気持ちを一緒にみつめてみませんか。
その気持ちの救済が、自分の信頼感の回復へとつながっています。
それを、救い出せるのは、今の大人になった、あなた自身にしかできないのです。
サポートを受けることは、とても大切なことです。
でも、その第一歩を踏み出せるのは、あなたの健康な力です。
あなたの中の、ショックを受けたまま、凍ったままになった気持ちを、無視しないでください。
あなたの心の、凍った雪だるまのようになった子どもを、無視しないでください。
大事に、扱っていきましょう。
※ホームページ【こんな方に】のページ、『A子さん(34歳・会社勤務)の場合』も、ぜひご覧下さい。
