今日もよろしくお願いします。

 

 

本日は千葉院でライブサージャリーをやります。

1時間の講演+1時間の手術になります。

 

初めての1時間講演+ライブサージャリーということで緊張しますが、今まで教えていただいたものが発揮できるように頑張りたいと思います!

見れる方は良かったら見てください。

 

こういうライブサージャリーや地方会をきっかけとして医師や患者が集まり、まぶたとなみだのクリニック千葉が千葉県の眼形成の主軸になることを目指しています。

 

今日は張り切っていきましょう。

 

 

さて本日は

上眼瞼挙筋から挙筋腱膜とMuller筋への移行部について

のお話です。

 

眼瞼下垂手術をやる時に挙筋腱膜短縮がいいのか、Muller筋短縮がいいのかというのは永遠のテーマかと思います。当院では挙筋腱膜前転を行っています。

 

理由としては

・出血が少ない

・手術が容易

・短時間で終わる

・定量性・形状が良い

・再手術が簡単

 

などが挙げられます。

 

今日のスライドの一部抜粋ですが、

柿崎先生の論文です。

 

正常の上眼瞼の解剖は上眼瞼挙筋が二層構造(挙筋腱膜とMuller筋)になっていると言われていますが、一部の眼瞼では挙筋腱膜が挙筋から起始していない眼瞼もあるという報告でした。

 

とすればそのような眼瞼は挙筋短縮のみでは上眼瞼挙筋の力が瞼板に伝わらないということになります。その場合に当院では挙筋群(腱膜とMuller筋の両方)短縮に術中コンバートします。

 

その方が侵襲も少なく、最小限の時間で手術できると思います。

 

今まで約5000件手術してきましたが、未だに新しい発見があり本当に面白いと思います。今後も全集中で頑張っていきます!ありがとうございました。