今日もお願いします。

東京は桜が少しずつ咲いてきており春の息吹が感じられます。

いかがお過ごしでしょうか?

 

今日はラーメンの話です。

僕の生まれは青森市です。

青森県は実はラーメン大好き県です。全国7位のようですね。

こう見ると東北民って非常にラーメン好きなんだなぁと思います。

皆様は青森のラーメンと言えば「どうせ味噌カレー牛乳ラーメンでしょ?」と思うでしょう。

違うんです。青森のラーメンの真髄は煮干しなんです。

大量の煮干しが入ったイノシン酸たっぷりのラーメンは本当にうまいんです。

 

 

この前母が冷凍で送ってくれた青森のラーメン屋の紹介です。

 

 

ここのラーメンがうまいんです。

東京はラーメン屋がたくさんあるんですが、僕からすると旨味が強いラーメン屋って本当に少ないです。

 

久しぶりに食べた青森のラーメンは本当に美味かったです。

魚介の味がとっても濃厚なのに、臭くもしょっぱくもないんです。

スープ完飲してしまいました。

 

 

 

さて本日はEndoscopic brow liftのお話です。

 

僕は眼科医ですが、手術する部位がドンドン目から離れていきます。

 

主に白人に多いですが、眉毛が下がってきて下垂になってしまう「眉毛下垂 brow ptosis」という病態があります。

いわゆるこういう顔つきの方です。

本来瞼が下がってきて、回避反応として眉毛を上げるはずなのに下がっています。

このような方々は通常の眼瞼下垂の手術でも改善は望めますが、なかなか満足いく形になりません。

 

眉毛の形、位置、前頭筋と皺眉筋の過活動によるシワは、眼周囲の若返りに不可欠な要素です。ちなみに理想の眉の形はこのような形と言われています。

 

 

 

眉毛下垂の方に対して現在主に行われているのが本日の題名となっているEndoscopic brow liftです。

雰囲気としてはこの動画がわかりやすいと思います。

 

 

解剖についてお話します。

まずは靭帯について

このTemporal fusion lineとorbital ligamentが手術の重要なランドマークとなります。

眉の可動性を得るためには、これを解除しなければいけません。

 

次に神経についてです。

・2本の主要な知覚神経である眼窩上神経と滑車上神経

  正中線から1.5cmおよび2.5cmの位置で眼窩から上方に出ています。)

・顔面神経の主要な運動枝である前頭枝

  Temporal fusion lineの外側は帽状腱膜下で剥離を行い、深部側頭筋膜表層を外下方へSentinel veinの高さまで剥離を行うことで、前頭枝を避けられます。

 

 

次に筋肉についてです。

唯一の眉毛挙筋はFrontalisであり、他の筋肉は程度の差こそあれ眉毛下制筋として働きます。

 

 

Endoscopic brow liftの理想的な適応は

①平らな額(平坦な前頭骨)

②髪の生え際が後退していない(髪の生え際が低い)

③前額の皮膚が余剰ではない

です。

 

 

 

実際の切開は上図になります。

Temporal incisionsは鼻甲介から外眥を結んだ直線の延長線上に、通常は生え際から2cm後方で行います。paramedian incisionsは、瞳孔軸の中央部に行います。

※オキュロでは鼻根部も上に引き上げるため正中の生え際にもう一つポートを作成します。合計5ポートです。

 

 

 

次に実際の流れです。

A 

外側領域では深部側頭筋膜の表面、内側領域では骨膜下に骨膜剥離器を用いて剥離します。これらのポケットが完了した後、Temporal fusion lineを外側から内側方向に剥離します。この  ”盲目的な” 剥離は眼窩上縁より約1cm上に保ったほうがよいです。対側の手の人差し指は眼窩上縁の上に置き、眼窩を保護します。

 

B, C

側頭の筋膜上ポケットは、深部側頭筋膜の上、かつ表層側頭筋膜の下をスムーズに剥離することで、脂肪層と顔面神経の前頭枝を保護できます。

 

DTF: Deep temporal fascia 

LZTN: lateral zygomatic temporal nerve

MZTN: medial zygomatic temporal nerve

TPF: temporal parietal fascia, also known as superficial temporal fascia

ZFN: zygomatic facial nerve

 

 

これが側頭ポケットの剥離を進めていくとあるSentinel veinです。顔面神経前頭枝を守るために、これを見つけたらもう剥離を進めてはいけないというランドマークです。

 

 

これらの手技を用いて、一度前額〜側頭部をカパカパの状態にしてスクリューと糸を用いて引き上げます。

 

 

ざっくりいうとそんな手術です。

僕はまだできませんが、これから頑張っていこうと思ってますのでチャレンジしていきたいと思います!!

 

ちなみに本日の内容は

 

から抜粋しました。参考にしてください。

 

 

 

最近オキュロにはいろいろな国から見学が来ます。今はタイ人の見学生が来てます。

自分がこんなに外国人と話すようになるなんて思いもしませんでした。

人生楽しいですね!Have a nice day!