※注意※

このお話はゲーム「スタデュバレー(switch版)」の二次創作です。


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第15話_ジャスと妖精

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「うん…お家に帰る…。」


「そう…」


フィーは残念だった。


「私、人間のお友達はじめてで。あなたは無口だけど、仲良くなれて、嬉しかったわ。


私達のために、蜂蜜やお花をくれたし、女王様から、人間はひどい奴らだって聞いていたけど、あなたは違うって、私、わかってた…。


あなたがひとりで遊んでいるの、私いつも見かけていたの…。これからは、一緒に遊べるんだなって思ってた。


ジャス、あなたは、大人になっていくのね…。」


「フィー、ありがとう。また会いに来るから、遊んでね。」


「えぇ、そうね…。また今度、一緒に遊びましょう…。


心地よい風が吹いたら、きっとそこに、私たちはいるから。


甘い花の香りをかいだら、きっと私のことを思い出してね。」


フィーは、ジャスの額に、お別れの口づけをした。




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つづく