語りかける風景 | Commentarium

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雑記帳としてブログを利用しています。
音楽鑑賞(クラシック、ジャズ)の感想、風景写真、スポーツ観戦記が多いです。

Bunkamuraザ・ミュージアムにて、「語りかける風景」という美術展を見てきました♪

印象に残ったのを、文章だけで感想を書いておきます。


1 窓からの風景

・「屋外、バルコニーの女性」…ロタール・フォン・ゼーバッハ

若い婦人を灰色の他のものが浮かび上がせていました。


2 人物のいる風景

・「女性とバラの木」…ギュスターヴ・ブリオン

美しい、ただその一言です。


・「アムステルダムの孤児院の庭」…マックス・リーバーマン

そこの作品の説明では、人物の方に力を割いていましたけど、私の感想としては、スズメが可愛いな~というところです。


・「年老いた人々」…モーリス・エリオ

座っている老人、孫娘、農民の3世代の描き分けが見事でした。


3 都市の風景

・「風景」…ユベール・ロベール

古代ローマの遺構を活かして描いた悠久なる自然。


・「フランス軍のストラスブール入城、1918年11月22日」…エミール・オットン・フリーズ

詳細に人物、建物を描かないで、劇画タッチで描くことで、解放の喜びを表していました。


4 水辺の風景

・「ジェノヴァ港の入口」…アンリ・ジュベール

悪天候を捉えたもので、曇り空に波立ちの描き方が見事です。


・「海景」…ヘンドリク・ウィレム・メスダッハ

夕焼けが神秘的でした。


・「大河のある風景」…ウジェーヌ・カリエール

霧に包まれたもうろうとした世界。


5 田園の風景

・「ヴォージュ地方の狩り」…アンリ・ルベール

人間が小さく描かれていて、絵の隅々まで細かい描写に富んでいました。


・「バイエルンの風景」…カルル・ロットマン

のどかさを伝える


・「ひなげしの咲く麦畑」…クロード・モネ

ざっと広がるひなげしが見事です。


・「雷雨」…ジョルジュ・ミシェル

絵の中で明暗がはっきりと描かれていて、天気の変化が見て取れました。


・「太陽が朝露を飲み干す」…アントワーヌ・シャントルイユ

暗いところに朝日が昇ってきて、世界を照らす風景。物語、詩が浮かんできそうです。


6 木のある風景

・「横倒しの風景」…アスガー・ヨルン

絵の中の風景が、横倒しに描かれています。

ですから、首を横にして絵を見ると、何が描かれいるかわかるという仕組みです。


出口に向かって、この展覧会の副題を思い出しました。

「コロー、モネ、シスレーからピカソまで」

というのが、この展覧会の副題です。

ピカソの絵を見た記憶がありません。

戻ってピカソの絵を探して見てみたら、「闘牛布さばき」という闘牛の模様を描いた絵がありました。

ピカソらしいあの描き方でした。