高気密・高断熱住宅の弱点 その1 価格編 | 0からのスタート、可能性は無限大。

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以前、熊本のとある住宅会社を設立しながらも
0からスタートすることを選んだ僕のストーリー
事業展開や日常を綴ります。

ドナ セーラ!!

(こんにちは(ブオナ セーラ)&調子ドンナ?という意味です)


より良い住まいの提案人(プレゼンター)

緒方ですドンッ


さて、タイトルの通りのお話をさせて頂きます。

私たちが推進している高気密・高断熱住宅

実は、弱点が存在します。


価格・乾燥・窓の取り方



今日は価格、についてお話して参ります

断熱材と一括りにいっても安い材料から高い材料まで幅広くあります。

どこにでも手に入るグラスウールという材料はとても安価で施工もしやすいので

今でもスタンダードとして使ってる会社が多いことでしょう。

工事現場を通りかかるさいに覗いてみるとグラスウール施工だったなんてケースは多いです。

次世代省エネ基準(2020年基準)をクリアしようとすると

高性能グラスウール
壁10cm 天井18.5cm程充填する必要があります。

床下には、4cmのスタイロフォームを敷いていることが多いでしょう。

Q値 2.7  UA値 0.87

グラスウールは、ものすごくたくさん種類がありますので、会社に問合せすると教えてくれます。


次にオクタス仕様で行くと

壁:硬質ウレタンフォーム(防湿フィルム付) 8.5cm (押し出し式)
天井:硬質ウレタンフォーム 16cm (現場発泡式)
基礎:押出法ポリスチレンフォーム保温版 5cm

が標準です。

下表を一度ご覧ください。


赤枠が2020年に義務化される数値です。

それに対して、私たちオクタスの実績でいくとオレンジ枠の数値です。

間取りによって数値は変わりますが、

平均するとUA値0.56を下回っているケースが多いです。

間取りによって数値が変わるのが当然?なんで?

そう思う方は、ちょっと注意

UA値やQ値表示する際には全棟計算してるかどうかは会社に確認しましょう。

間取りによってバラつくものなので、必ず計算 してもらってください。

僕たちで上記の表を使うのは、基準をお伝えする時や、間取り確定前の光熱費シミュレーション

のモデルデータとして使うぐらいです。

実際に住まれる家のデータを教えてもらいましょう。

見て頂いたらわかる通り、性能を高くすれば、もちろんコストがかかります。

みかけの標準仕様が安かったとしても、2020年基準や地域区分の中でより厳しい数値を達成したい場合はコストアップは免れないでしょう。


結果からいくと、次世代省エネ基準でグラスウールを使い50万円かかったとして

私たちオクタスは約3倍のコストをかけています。


何故それだけのコストをかけているのか?


理由その1

基準が決められた年代を問題視しているから

先程の表をもう一度見て下さい。


(次世代省エネ基準)と書いてある前に平成11年省エネ基準

今から17年前の基準を義務化するっていう話なんですね。

17年前

流行ったモノでいけば

アイボ、ファービー人形、キックボード

流行語でいけば

カリスマ、ヤマンバ、リベンジ

はたまた、携帯電話が11桁になった時代です。

17年前の基準が、2020年の家のスタンダードになります!

僕には違和感しかありません。

日本は、先進国です。

少なからず日本の技術力の高さは素晴らしいと思います。

ですが、住宅の性能については発展途上です。

国も重い腰をあげ、一次消費エネルギーの低減を住環境から変えていくという明確に

打ち出してきております。

先日書いたZEHの件も含め、今後は加速度的に変わっていくことでしょう。


オクタスでは、しないといけないから対応するのではなく、さらにその先を見据えた

家づくりを行う為に、今の段階でこれだけのコストをかけています。


理由その2

今かかるお金だけを見ているわけではないから

ちょっと抽象的でしょうか?

日本の住宅の平均寿命を見て下さい。



国土交通省のデータを引用しています。

日本の住宅の平均寿命は30年となっています。

その原因は、中途半端な断熱による壁内結露によって木材の腐食にもあります。

人気リフォーム番組でも、躯体が腐っていたりして交換するような場面ってありますよね。

そもそもの話、あれだけの規模であればもはや新築と変わりませんよね。

リフォームの際に躯体を極力さわることなく、可変できるようにするためには、

家の性能を良くし、維持管理性も高めることが大事です。

下表をご覧ください。

ここに記載のある200年住宅は、今の長期優良住宅の原型になったものです。

今までは、建て替えによって住み継いできたものを、維持管理をしながら活用できるようにすることで、長い目で見てコストを削減する事ができます。

小難しい事を書き過ぎましたね・・・・。

イメージして下さい。

自分達は、そんなに生きないから最低限でいいかな。


そう思われるのもありだと思います。

ただし、

お子さんや孫の世代にまで財産として残したい。

暮らし方の変化に合わせて、リフォームを行い

住む人の成長に家が合わせることが出来る家づくりがしたい!


こういう風に思って下さる方々との家づくりをオクタスはしていきたい

だから、約3倍のコストをかけてまで、高気密・高断熱住宅を選んでいます。

私たちの家は決して安くはありません。

むしろ安い家なんて存在しないはずです。

多くの人にとって一生に一回の家づくりだからです。

例えば、お子様に引き継いだ時に、家を建てるコストをリフォームという形でも

充分に対応できたとしたら。生活のゆとりができるのではないでしょうか?


それって本当に素敵なことですし、愛情を感じるのはずです。


高気密・高断熱住宅の弱点 その①価格編 以上です。




オクタスの家づくりに共感して頂いた方はショールームへお越しください。


今日の一言

家に対する価値観は

多様だからこそ

共感する会社を探そう

2016.3.2


それでは皆様、ヨカ セーラ!&ネバーギブアップ!


(さようなら(ブオナ セーラ)&よか一日を!という意味です)

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OCTASE Advanced Architecture Association|(株)緒方建設
住宅事業部 所長  緒方 隆憲