差別について、よく考える。
私の子どもの頃は普通に差別ってあったと思う。
今は「差別はいけません」という教育は、依然より進んでいる、と思う。
でも多分、本当の差別は、なくならない。
だから今は差別がわかりにくくなって存在していると思う。
この本は、車イス芸人・ホーキング青山さんの著書です。
「平等は個性を奪う」という観点から、障がい者で差別をされてきた本人があえて差別をしよう、と訴える。もちろん、いわゆる差別の勧めではない。誰でも人より優れたとこ、劣ったところがあるから、優れたところに自信をもとうぜ!っていう話。
「どこも優れたところがない人はどうするんだ!」と書いている人がいたが、そんな人はいないと私は思う。「自分ってここがいけてる!」ってるとこは絶対ある!
そもそもそんな考えが差別だ。
自分になんもいいとこない、と思うのは勝手だが、あの人は何もいいとこない、なんてことはない。
この本は、納得するところばかりだ。そして笑える。(心から)
賛否両論あるが、この意見も認めるべきだ、と思う。差別するな!がこじれすぎて、今の子ども達がいると思う。みんな心の中で差別して、生きてる。でも大人は「差別はするな」と言う。
じゃあ、子ども達の自然に出る差別意識は、どこへ向かう?
こっそりいじめ?
裏でもっと考え方がこじれる?
障がい者だから、差別をしない、じゃなく、違うものとみる。一人、一人は違うんだよ、同じフィルターで見るなよ、ってのが伝わってくる。
障がい者でもワガママな人はいるし、尊敬に値する人はいる。
不登校だって、ダメなヤツはいるし、素晴らしい人間はいる。
違って当たり前なのに、学校は同じこととしてしまう。髪型も髪色も服装も、とりあえず同じにしときゃ平等に見える?
差別いいじゃん。
あえて、差別しあえば?
なんかいいことあるかもよ。