オモイヲハセル | 今日も感謝感激雨霰この際槍でも鉄砲でも降ってきやがれって降ったら困るがなるようにするしかないでしょね
ここ数週間、石川裕人とTheatreGroup“OCT/PASS”のことを考えている。
過去をたどり、また未来について勝手に考えて、また思い出を巡り、将来を妄想していた。
石川裕人とTheatreGroup“OCT/PASS”を愛するひとたちと、同じように思い出と将来を勝手に話しあっていた。

かつて石川裕人にかけられた多くの言葉や想いは、現在の私を形成する成分に大きく影響している。


『仕事のことだの、家族のこと、将来のことだの考えることはいっぱいあるだろうが、それを突破できる度胸がないんだったら芝居はやめた方がいい。誰かに頼まれて始めた道じゃない。四の五の言い訳言う奴より、無言でやる奴が強いし、長続きする。』
ニュートンが前のブログに書いていた文章。
この言葉をずっとお守りのようにしていた。勇気付けられるというか、襟を正すというか、芝居を何故やってるかと自分に問うことが出来る言葉。
心に残る石川裕人の言葉のひとつ。

昨年のリーディングの同時展示にも、これを寄稿した。

演劇に出会い、TheatreGroup“OCT/PASS”に縁が繋がり、私は自分を見つけ、いつしか私は自分がどんなに微力でも「演劇は世界を救う。」と信じ、使命感を持っていた。
出産し、仙台を離れ、東京で震災にあい、その使命感は心の深海に沈んでいた。自分で沈めていたのかもしれない。

演劇をやめたつもりはないし、子連れ表現活動ユニット『種まきおむすび』で表現活動を模索し活動し、子育て中の表現者と活動したことや、こどもを育てる過程、調理の仕事についたことなど含め、多くの新たなスキルを手に入れたが、使命感は忘れていた。
リーディングに参加し、沈んでいた想いが浮かんできた。

私の中に蓄積された経験や技術は、私だけのモノにしてはもったいないのだ。どのような形でも社会に還元する責任がある。


そんなことを想う今日この頃、噴き出した想いのまま、文章にせずにはいられないのであった。