2019年9月15日に京都外国語大学森田記念講堂で開催された第9回キャチロボバトルコンテスト~機械は人間の手を超えられるか~に出場し、ベスト4になりました。

 

■キャチロボバトルコンテストとは

キャチロボバトルコンテスト(以下キャチロボ)は、全く新しいコンセプトで開催される「ロボットコンテスト」です。大学生・高専生の技術レベル向上の支援、本気でモノづくりに取り組む姿勢を応援する目的で創設された大会です。課題のクリアを通してマテリアルハンドリングの技術を学び、参加者の技術レベル向上を図ります。去年と同様、今回もKBS(京都テレビ)さんの取材も入り、12月に大会の模様が放送されます。

 

■競技内容

競技フィールドで2チームが対戦し、自陣(各チームのワークエリア)と共通エリアにある3種類あるワーク(ばかうけ)を取り、シューティングボックス(イチゴパック)に入れるというものです。シューティングボックスにワークを入れると1点、シューティングボックスをフィールド外に出すとワークごとに加点1点、同じワークを5個シューティングボックスに入れるとワークごとに加点1点になります。競技時間は3分で、それと別にロボットの設置に3分間の時間が設けられています。共通エリアには条件を満たさないと侵入してはいけない等の厳しいルールがあり、違反すると減点されます。

結果報告

優勝      名古屋工業大学     天上天下唯我独尊

 

準優勝     九州大学         最後の「初めてのキャチロボ」

 

ベスト4     大阪工業技術専門学校  OCTロボ研Aチーム

 

          関西大学     でん&つー

 

■ロボットについて

コンセプトは産業用ロボットを参考にした汎用的に使えるロボットを作ることでした。去年のキャチロボ機体を利用して回路、プログラムを自分たちで製作することにしました。得点方法としてはワークを複数個つかみ、5個のシューティングボックスをつぼ型になるように貼り合わせた特製のシューターに入れます。まだコンセプトがはっきりと決まっていない状態で製作に入ってしまったので製作当初は作業が進みませんでした。次からはしっかりとコンセプトを持った状態で製作に挑みたいと思います。しかしロボ研では初めてのベスト4になることが出来たので満足しています。

 

■まとめと考察

 

ロボ研の出場する大会では、今回のキャチロボ、そして年末に行われる全国専門学校ロボット競技会が1,2を争う大きな大会です。よって、今回のキャチロボは一年生が入学してから初めての大きな大会でした。まず確かなことは、この大会によって部員全員が成長できたことです。今大会、特に一年生は初めて使った材料、工具、電子部品が多く、そして二足歩行の数倍大きなロボットを製作したことで、いつも出場している二足歩行の大会とはまた違った経験が積めたと思います。例えば、ある部員は二足歩行の時よりも大きいアルミパーツを、CADでの設計からNCの設定まで一人で作業を行いました。一年生は来年こそ今大会、そしてこれからの別の大会で学んだことを駆使して優勝してほしいと思います。

ぷち情報

大会前日までぶっ通しで製作し、大会中は疲労困憊の状態で挑みました。

去年の先輩方が、応援に駆けつけてくれました。