フリーランスでオンラインレッスンをしていますが

地元に住んでいる生徒さんがお二人いて

そのうちお一人の生徒さんと

昨日、対面で

 

 生け花教室

 

をしました。

 

 

以前から

生け花に興味があったらしく

「剣山を持っている」と言っていたので

私がここから引っ越す前に

会ってお花を活けてみようと思いました。

 

 

ここで問題なのが

  花材

 

生け花をなさる方はご存知だと思いますが

洋風のフラワーアレンジメントと生け花は全く違います。

私はこちらで州の花屋協会が主催する

フラワーコーディネーターの資格を取ったのですが

そこでは

生け花は「Ikebana」として別物と扱われていました。

コミュニティーカレッジでクラスメートだった

ロシアからの男性生徒が「Ikebana」を知っていたびっくり!

 

生け花の基本は

主になる大き目なお花

周りに沿える小花系

そして

枝もの

 

なのですが

 

この「枝」になるものがありません!

 

こちらでも生け花の個人レッスンを受けたのですが

わざわざお花屋の問屋まで行って揃えました。

 

今回、以前私が勤めていたお花屋さんで花材を揃えようと思って

久しぶりにお店に行ってみたら…

 

   ない!

 

お花屋さんが違う店舗になっていました!

そのお店は市内に3店舗を構え

昔からある老舗のお花屋さんで

市内の人ならみな知っているお花屋さんでした。

 

ですが

 

コロナ以前からアメリカの景気が悪くなったころから

そのお店の配達の車を見なくなったなぁと思い

元同僚が一人で切り盛りしていた

私の家の近くにあった店舗が無くなったのは知っていましたが

2号店も無くなってしまったのはびっくり!

 

仕方なくスーパーに行ったけど

やはり枝ものは見つからず。

 

 

そうしたら

 

生徒さんのお家に

良い感じの枝ものがあるではないですか!

チョキチョキといくつか切って

生け花教室開催です。

 

 

生け花は本当に日本人らしいなと感じるのは私だけでしょうか。

横から見るとかなり前のめりになっているけど

お花の正面を少しずらして活けるから

そんなに前のめりになっているとは分からないほど主張していません。

日本人の奥ゆかしさが生け花にも表れていますね。

 

そんな事も

実際にお花を活けて見ないと

理解は難しいだろうなぁと感じます。

しかも

外国育ちの方はそう言うのを目にして育っていないですからね。

 

 

フラワーコーディネーターの資格を取るレッスンの時に

講師の方が

「君が活けたアレンジメントはすぐに分かるよ」

「なんとなくオリエンタルな雰囲気がする」と言っていました

 

 

恐らく

日本で育った方は

生け花を習っていなくてもそれなりにお花を活けられるのではないでしょうか。

私が子育てで残念に思っている一つが

美的感覚の優れた日本の環境で子供を育てられなかった事です。

お弁当、一つとっても

四季を考え彩を考えて美しく盛り付ける文化の日本

何気ない母親の作ってくれたお弁当にも

美的感覚を養っていたのだなぁと感じます。

 

昨日の生徒さんは純アメリカ人ですが

日本が大好きで

とても奥ゆかしい心配りのできる女性です。

前世があるとしたらきっと日本人だったに違いない!(笑)