このリンゴを見て

 

私達は躊躇なく

  青りんご

 

と言いますが

 

 

外国人に取ったら

ものすごーく変!

『青りんご』と言ったら

 

こんなリンゴをイメージしてしまいます。

 

私が信号で

「The light turned blue」と言うと

ビックリしたように「blue?!」と聞き返され

そばで娘が

「ああ、日本人は緑の事を時々青って言うの」と説明します。

 

 

これも洗脳と言うのでしょうか

生まれた時から緑も時々青と表現する世界で育つと

「青りんご」と言われても

ちゃんと緑のリンゴを想像でき

「樹木が青々としている」と新緑を思い浮かべる。

 

 

では、なぜ「緑」を「青」というのでしょうか?

 

これは偶然見たテレビ番組で知ったのですが

 

昔々、日本には色の名前は4色しかなかったのだそうです。

 

日が昇ったばかりの「白」

日が沈むときの「赤」

夜の「黒」

そして

植物の「緑」を「青」とした。

 

白、赤、黒、青の4色

これらの色は名詞系と形容詞系があります。

 

 

先日、ハーフジャパニーズの男子高校生とのレッスンで

祝日の話をしました。

「5月4日はみどりの日」と教えたら

 

「じゃあ、赤の日、黄色の日とかあるの?」と聞かれました(笑)

 

ああ、そうか!

アメリカで生まれ育ったらそう思いますよね。

 

「緑」は「葉」や「木」など植物を意味することがありますよね。

やはり日本で生まれ育つと

自然に「緑」=植物系となるけど

外国人にしたら「緑」=Greenですよね。

 

 

日本語を教えていると

当たり前に思っていたことが

実は「変!」という発見もあります。