3月15日の午後から

コミュニティーカレッジの

日本語補習に参加してきました。

 

目的は

ここでTutorをしている友人に

本をお借りしていたので

お返しするのとお土産を渡す事でしたが

授業前に

沢山の生徒さんが彼女の所に来るので

少しお手伝いをしたり

生徒さん達とお話をしたりしました。

 

私が日本語教師を始めたのは

まさにこのコミュニティーカレッジのTutorです。

 

26年も前の事で

当時の生徒さんは

今では40代とかアラフィフになっている事でしょう。

 

だけど

 

使っている教科書もほとんど変わらず

レベルも同じ

生徒さんは大体20代前後と

26年前とほとんど変わらない状況です。

 

この雰囲気

なんだか懐かしくなりました。

 

当時は

こう言っては申し訳ないですが

”お気楽主婦の暇つぶし”的に考えていました。

 

誰も知っている人がいない所に嫁いできて

肝心の夫は半月おきに海外に仕事で留守にする人

あんなに孤独だったことはなかったし

存在価値を無くした事はありませんでした。

 

一人で挨拶に行ったご近所さん(と言っても車で行く距離)から

紹介されて採用されたアメリカで初めてのお仕事でした。

 

生徒さんとワイワイと日本語の宿題を手伝ったり

時には日本食レストランに一緒に行ったり

とても楽しい日本語教師生活でした。

 

お給料・・・気になりますか?

当時の最低賃金でした。

確か$5ちょっと

ほぼボランティアのような感じでした。

 

それでも

 

経済的には困っていなかったので

私の孤独感を埋めて存在価値を見出せる事は

とても助かりました。

 

このお仕事は上の子を出産するまで5年ほど続けました。

出産後も数か月して

とても大人しい子だったので

子供を連れて続けたかったのですが

多分、セキュリティーの問題でできませんでした。

 

その後、下の子が3歳になって幼稚園に入った頃

日本語の先生からお願いされて

Tutorに復帰しましたが

そこは1年ぐらいで辞めて

別の仕事に就き

日本語教師は個人レッスンとして細々と始めました。

 

なので

 

私は「あいうえお」や「いち、に、さん、し」も知らない

日本語初級の学習者が得意分野となりました。

 

たまにこうして

コミュティカレッジの日本語Tutoringにお邪魔させて頂くと

初心に帰った気持ちになります。