以前から

学士の学位修得には興味を持っていました。

 

娘が通う

地元の州立大学も考えました。

だけど

また英語で必死に勉強しなくてはいけない事を考えると

ものすごく憂鬱

しかも

数学のクラスもまた取り直さなくてはいけないだろうし。

なんと言っても

学費が高い!

 

他にも

いろいろと

社会人入学を受け入れている日本の大学などを

ネットで検索したこともありました。

 

だけど

 

何も行動に移さないまま

50代に突入してしまいました。

 

今回

海外でも日本の大学を受講できると知ったのは1月

それでも

4月に入学するのに

いまいち、決心がつきませんでした。

 

それが

 

10月からどうしても始めたい!

 

と思ったのは

 

 コロナウィルスの影響が大きいです。

 

まず、

 

日本語のレッスンが対面式で出来なくなりました。

娘の大学でZoomを使っての授業が始まり

とても簡単だと言う事で

Zoomでのレッスンに切り替えました。

ここで

それでも習いたいと言って下さった生徒さん達には感謝です。

 

多分、IT系に弱い私は

こんな事もなかったら

Zoomは使わなかっただろうと思います。

 

Zoomレッスンが思いのほか便利で

これなら

世界どこからでも生徒さんを募集できる!

そう思いました。

 

そして

 

生徒さん募集のためのホームページを作りました。

 

これも

数年前にチャレンジしたけど頓挫していた事で

コロナ禍が無かったら

ホームページを完成させることはできなかったと思います。

 

この頃から

普通に就職するのは難しいので

日本語教師としてやっていこうかと思い始めました。

 

それならば

去年、合格できなかった

日本語教育能力検定試験に

今年こそ合格しなければ!

 

10月の終わりに日本に帰る予定でいましたが

なんか

コロナウィルスが全然収束する気配が無いし

ワクチンも開発されず。

 

合格するには

めちゃくちゃ一生懸命に勉強しなくてはいけないのだけど

その勉強に時間を費やして

もし、日本に行けなかったり

試験が中止になったりしたら

この時間が勿体ないのでは?

 

と言う事で

7月にはきっぱりと

今年の受験は諦めました。

 

そうすると

 

日本語教師として

学歴も資格もない身としては

ちょっと心配になりました。

 

今までは副業的にやって来たけど

これからはメインにやって行こうと思ったので

やはり何らかの資格が必要なのでは?

 

ちなみに

 

今現在は

日本語教師に学歴も資格もいりません。

ですが

ガイドラインのような

民間資格というような物があります。

 

2017年

法務省が新たに定めた「日本語教育機関の告示基準」

日本語教育能力検定試験に合格

*大学または大学院で日本語教育に関する科目を26単位以上習得

*文化庁が認定した養成講座420時間受講+学士の学位

 

上記の3つのいずれかが

日本語学校などで日本語教師の採用条件にしているところがほとんどです。

 

この中で

唯一、学歴を問わないのが

日本語教育能力検定試験の合格です。

 

その検定試験に合格できず

今年も受験できないとなると

ちょっと危機感を感じました。

 

なぜなら

 

日本語教師を国家資格にしようとする動きがあるからです。

 

  「公認日本語教師」

 

名前もほぼ決まっていて、

長い議論の末、数年のうちには施行されるのではと言われています。

 

この国家資格が施行されたら

私は堂々と

「日本語教師です」と言えるのだろうか?

 

「公認日本語教師」の資格には

*試験の合格

*教育実習の履修

*学士以上の学位

 

これら3つが必要です。

 

今まで

3つの条件のうち

どれか1つ当てはまればよかったものが

国家資格になると3つとも必要になるわけです。

 

「公認日本語教師」が施行された後

数年間は経過措置があるそうです。

 

法務省が告示をもって定める日本語教育機関の教員要件を満たす者
大学等で日本語教師養成課程を履修(26単位以上)し修了した者
・ 学士+文化庁届出受理研修を受講し修了した者
・ 日本語教育能力検定試験に合格した者
・ 旧
基準を満たし,告示校の教員の職にある者

 

これらの方達は

「公認日本語教師」資格に移行できるそうなんです。

 

しかも

十分な移行期間を設け、公認日本語教師として登録を行えるようにする

 

このコロナ禍で

国家資格の施行は遅れているようです。

早くて来年、もしかしたら再来年になるかも?

 

来年の日本語能力検定試験に受かる可能性はありません。

 

それよりも

 

通信大学で

日本語教師養成課程 26単位以上を履修したほうが

確実だと思いました。

早くて再来年には学士の学位も取れる予定です。

 

せっかく勉強しているので

来年10月に行われる

日本語教師能力検定試験にもチャレンジしたいと思います。

 

去年、検定試験に合格していたら…

 

今年、コロナウィルスが無かったら…

 

大学で学ぼうと言う気にはならなかったかも知れません。

 

コロナウィルス

私のように

きっといろんな人の人生を変えていたのでしょうね。

 

 

*「公認日本語教師」の資格は名称独占であり

医師資格や弁護士資格のような業務独占ではないので

「公認日本語教師」でなくても、日本語教師として日本語を教えることが出来るそうです。

ですが

生徒さんがどの先生にしようかなと選ぶ場合

やはり資格があるのとないのとでは違ってくるのではないのかなと感じます。