氷菓シリーズは良いぞ

ライター:追佐龍灯

どうもこんにちは…というかこんばんは。追佐です。

 
正月が終わり外に出始めましたが、家の中と外の温度差で風邪を引きそうです。へっくし
 
そんな風邪気味の追佐くん去年はたくさん本を読みました。
 
主には涼宮ハルヒシリーズと貴志祐介さんの「新世界より」なんかを読んでましたね〜
 
今回はそんな中でも一番最後に読んだ小説、「愚者のエンドロール」について話していこうと思います。
 

氷菓シリーズってなんぞや

ということで「愚者のエンドロール」なんですが、こちら氷菓シリーズの二作目になります。

 

「氷菓」といえば京都アニメーションさんのテレビアニメが有名なのかなーと思います。

確か10年くらい前でしたかね…。それこそさっきの涼宮ハルヒが流行ったのよりちょっと後くらい…。

 

いや〜つくづく自分がインターネット老人会とかの世代なんだなぁと思い知らされますな。

 

そんな氷菓シリーズと題しておりますが、角川文庫の説明では古典部シリーズとなっております。

 

文字通り、古典部という部活に所属する部員たちがしっちゃかめっちゃかするミステリー小説ですね。

 

もともとラノベが流行った時期に、ミステリーラノベみたいなジャンルを確立しようとして、その枠組みの一貫として出版されたのが始めでした。

 

ですが今はラノベ版は販売されておらず、文庫本版のみになっております。

 

そしてその文庫本版から漫画になったりアニメになったり実写映画になったりしてるんですねー。

 

実写映画は広瀬アリスさんがヒロインをやっていた覚えがあります。確か。

 

「愚者のエンドロール」って良い!

さていよいよ本題でございますが、私が読んだ「愚者のエンドロール」について話していきましょう。

 

「愚者のエンドロール」はあらすじなどは省略しますが、一つ言わせていただくと、これは最高のミステリー小説です。

 

前作「氷菓」は、日常でのちょっとしたミステリーを解決していく話でしたが、今作は大きな一つの問題に立ち向かっていくストーリー構成になっております。

 

その大きな問題を既存のミステリーよろしく、主人公が解いていくわけですが…なんせこの大きな問題、

 

答えがないんです

 

そんなミステリーありかよ!?って感じがしますが、この主人公が立ち向かっていく大きな問題、犯人もトリックも正解がないんです。

 

一番正解っぽいものを探すという話ですね。軽く言ってしまえば。

 

しかし後半のゾワゾワは半端なかったのでぜひみなさんもどぞ。

 

ヘンペルのカラス

「カラスが黒いのであれば、全ての黒くないものは、カラスではない。」

 

私はTRPGが好きな関係で、思考実験も好きです。

 

このヘンペルのカラスは、

「AならばBである」

という命題の真偽は、その対偶

「BでないものはAでない」

の真偽と必ず同値になるという性質から生まれた思考実験です。

 

この小説を読み終わった後に、私はこの思考実験を思い出しました。

 

なんで思い出したん?みたいな話はまた後日。では。