日経アーキテクチュア の特集記事「マンション修繕 不正の闇」を読んだ。


建築専門の雑誌なので一般の人にはあまり馴染みがないかもしれないが、図書館の雑誌コーナーなどに置いてあることもあるので、マンションに住んでいる方は読んでみるといいと思う。


ずっと以前から業界内では聞いていた話ではあるが、ここ最近はニュースなどでも取り上げられ、表面化してきた印象がある。

まずは、管理組合に工事関係者が“住民になりすまして”入り込み、自社に有利になるよう誘導するケース。


修繕委員会や理事会に入り込み、
「この会社は実績があります」
「今やらないと危険です」
などと話を進め、気づけば特定業者に流れていく。


さすがに“なりすまし”は問題外だと思うが、なりすました会社は悪びれるどころか、むしろ良いことをしようとしていたと正当性を主張するのが大したもんだびっくり


さらに厄介なのは、工事会社側が実際にマンションの一室を購入し、合法的に理事へ就任するケースもあるということ。


もちろん、すべての工事会社やコンサル会社が悪いわけではない。

真面目に仕事をしている会社が大半(?)だと思う。

ただ、大規模修繕は1回で数千万円から数億円動く世界。

しかも管理組合の役員は建築や契約の素人であることが多い。

そこに情報格差がある。

だから狙われる。

管理会社任せ、コンサル任せ、
「専門家が言うなら大丈夫だろう」
ではますます危ない時代になってきた。

特に最近は修繕積立金不足の問題もあり、住民の不安をあおって高額工事へ誘導しやすい環境もあるように感じる。

結局のところ、自分たちの資産は自分たちで守るしかない。


マンションは便利だが、戸建てと違って「共同体の運営」が必要になる。

無関心でいると、知らないうちに大きなお金が動いていることもある。

「自分のマンションは大丈夫」

そう思っている人ほど、危ないのでお気をつけてニコニコ