【読書メモ】リスクを少し背負うと、人生はもっと面白くなる


『経済評論家の父から息子への手紙 お金と人生と幸せについて』山崎元 著を読みました。


備忘録を兼ねて一部抜粋させていただきます。

  リスクを取りたくない労働者が安い賃金で我慢する


2万円の生産に貢献して1万円しかもらわない労働者が、不満で不本意なのかというと、そうでもない。彼(彼女)は、たとえ1日に1万円でも、安定した雇用と安定した賃金を求めているからだ。

安定(=リスクを取らないこと)と引き換えに、そこそこの賃金で満足する。合意の上の契約だ。彼らこそが、世界の養分であり経済の利益の源なのだ。


世の中は、リスクを取りたくない人が、リスクを取ってもいいと思う人に利益を提供するようにできている。


  株式投資は「働かないで稼ぐ」ことではない


君への手紙に書いた「お金にも働いてもらうといい」という文章の意味を説明しておこう。


古い世代には、投資で稼ぐことを「自分が働かずに、お金でお金を得ようとすることだ」として忌避する感覚を持つ者がいる(特に学校の先生のように、プライドの割にお金に恵まれない職種の人に多い)。


しかし、「生産」には「労働」とともに「資本」が必要であり、株式投資は自分のお金を資本として提供して「働かせる」ことであり、この際にリスクを負担している。決して働かずに儲けようとする行為ではない。

  「頭のいい奴」、「面白い奴」、「本当にいい奴」と付き合う


人間関係は重要な資産だ。一般に、自分を変える方法は、付き合う人間を変えるか、時間の使い方を変えるかの2通りだと言われている。


付き合うと好影響をもたらす「頭のいい奴」、センスが良くてチャンスを引っ張ってくる「面白い奴」、真に心を許せる「本当にいい奴」と積極的に付き合おう。そのためには、自分が3種類のどれかの人間になる必要がある。

  ✍️ まとめ


安定を選ぶ人がいてこそ社会は成り立っている。

その一方で、リスクを取らないと得られないものがあることも真実。

投資も人生も、リスクをどう引き受けるかが大切だと感じた。


👉 では、自分は今どのくらいリスクを取れているのか?

これは投資だけの話ではなく、仕事の選び方や人間関係の築き方にもあてはまる。

安定を守るのか、新しい環境や人に飛び込むのか――その選択の積み重ねが、これからの人生を形づくっていくのだと思う。

自分は投資にはリスクを取っているが、それ以外のリスクをほとんど取っていないと思う。

アラフィフとはいえ、まだまだ人生は長い(健康であることが前提ですが)。


また、客観的に見て、自分は自分が付き合いたい人間になっていませんチュー

無理はしませんが、もう少し視野を広げて成長していきたいですニコニコ