【東京出張の寄り道】静嘉堂文庫美術館で曜変天目を見てきた話
先日、東京出張がありました。
予定が少し早く終わったので、「どこか寄れるところないかな」と思い出したのが、静嘉堂文庫美術館。
ちょうど今、あの有名な(?)「曜変天目(ようへんてんもく)」というお茶碗が展示されているということで、足をのばしてみることにしました。
◆なぜ行こうと思ったかというと、優待チケットがあったから
実は今回、美術館に行こうと思った直接の理由は三菱商事の株主優待チケット。
今まで優待なんて使ったことなかったけど、たまたま手元にあったので「一回くらい使ってみるか」という軽いノリです。
普段なら素通りしてしまうような文化的施設でも、こういう“ちょっとしたきっかけ”があると、自然と足が向くものですね。
◆平日なのにけっこう混んでる。そして周りが余裕ありそう
場所は丸の内、静嘉堂文庫美術館。平日昼間なのに館内はけっこうな人出。
客層はというと──定年退職後らしき、余裕を感じるシニアの方々が中心。
ゆったりとした時間の流れの中で曜変天目を鑑賞しているその姿、なんだかすごく“完成された大人の趣味時間”という感じ
一方こちらは出張スーツで場違い感を噛みしめながらの見学。まあ、それもまた一興。
◆曜変天目、想像とちょっと違った
さて、いよいよお目当ての曜変天目。
テレビやネットで「宇宙を閉じ込めた茶碗」なんて言われているのを見て、勝手に重厚で神秘的なイメージを持っていたのですが──
あれ? 意外とポップ…?
というのが正直な第一印象。
もちろん、近くで見ると確かに美しい。でも、思っていたより親しみやすい見た目で、もし自分が格付けチェックに出て曜変天目を選べと言われたら、たぶん間違えると思います(笑)
◆展示はコンパクト、でも印象に残る内容
曜変天目の他にも、関連展示がいくつか。全体的にはコンパクトな構成ですが、ひとつひとつが見やすく、サクッと見て回れるちょうどいい規模感でした。
1,500円の入館料を出して見たいかと言われると微妙ですが、今回はせっかくなので優待を使ってみた、という話です。
◆まとめ:使ったことない優待は、とりあえず一度使ってみるべし
今まで「広島にない施設の優待チケットなんてあっても使わないしな」と思っていたけれど、使ってみると意外と楽しい。
今回のように、美術館にふらっと立ち寄るきっかけになることもあるんだなと実感しました。
美術の知識があるわけじゃないけど、「なんか良さそう」「せっかくあるし」で動くのも悪くない。
曜変天目はちょっと意外な印象でしたが、こういう発見があるからこそ、実物を見に行く価値があるんでしょうね。
次はどの“未使用優待”を使ってみようか、なんてことを考えながら帰路につきました