コンプレックスの矛先は
自分で料理をするたびに、「母親の味ってなんだろう」「母親のご飯が食べたくて実家に帰るってどんな感情?」と、疑問に思う。全く作ってもらってないわけではないけれど、学校が休みの日は大抵カップラーメンを食べたし、出来合いの残り物を食べた記憶の方が濃く残っている。すごく寂しく思う。自分に子供ができた時満足に手料理を食べさせてあげられるのだろうか。もしかしたらずっと仕事をしていたし、料理よりも、という場面が多すぎたのかもしれない。けれど、どんな事実よりも25歳になった今寂しく思うことが、違和感を持つ機会が、多すぎる。ただ、こんな年数が経ってから、親にぶつかっていこうとも思えない。みんなのママと違う、それが最大のコンプレックスだった。何もかも疎い母がコンプレックスだった。子供に敏感にならない母に何度もイラついた。揺らぐなあ。