今年は
大きな出来事が沢山ありましたが、自分自身にとって1番大きな出来事は
眼の手術をしたことでした。
8月半ばに手術をして、4か月半が経ちました。
お蔭さまで、視力は緩やかに回復してしております。
あちこち動き回るわりに丈夫で、
昔から、冗談でたまには倒れてみたらと言われるくらい元気な私にとって
入院、そして、手術というのは、本当に思いがけない出来事でした。
今年の春頃から、気が付くと
本を読むと疲れてしまい断念することが多くなりました。
カナダにいるときに右目を角膜潰瘍を患ったせいか
若干、右目の視力が弱いので
そのせいかしら?とあまり気にしないでおりました。
でも
それにしても見えづらい!

何故だろう??
異常を感じて、近所の眼科に行きますと、
明日、大学病院に行きなさい、紹介状を書きます。
もしかして、当日入院になるかもしれないので
その心積りをしていくように。と。
ビックリいたしました。
我が家は、単身赴任。
そう簡単に入院と言われても困るので、親族に相談。
そして、入院の準備をしました。
翌日、病院に行くと緊急を要する状態ではなかったのですが
薬では治らないので手術をすることになり、手術日程を押さえました。
偶然にも押さえたその日は
主人の一時帰国に充てていた日でしたので手術当日は、
主人が成田から駆けつけてくれました。
海外赴任中も主人が忙しかったため、
いつも、何とかなるだろう~という楽観的な気持ちがあってやってきましたので
全身麻酔の手術も眼だし、大丈夫、大丈夫と言って一人で病院に入りました。
でも、手術直前になってとても不安になり
術後も意識が戻ると、低体温症になり、更に不安になっていたところ、
主人が手を握ってくれ、子供達や親族が声をかけてくれ、ホッとしました。
普段、元気で生活するのが当たり前。
家族がいるのが当たり前。
当たり前すぎてそんなこと、考えた事なかったけれど
目を開けると、見えて、自分で歩けることの有難さ、
周りに自分を心配してくれる家族がいる有難さにあらためて気づかされました。
目を開いても見えない、売店さえ行けずヘルパーさんにお願いしなくてはならない
ずっとうつ伏せになっていなくてはならず、
音と光、そして、人の言葉に敏感になりました。
当たり前すぎて素通りしてきた色んな事を、ゆっくり考える時間となりました。
そう考えると、入院も忙しく過ごしていた私にとって
神様が与えてくれた休暇かなと思えました。
子供達や主人が元気でいてくれること
自分も又、元気で健康なことで、好きなことができ、
そして、
元気で外に出ることで仲間に会えること
自分の基本的な部分を大事にしていく事が大事だと、そんな基本的なこと、
改めて気付かされた入院でした。
ことしも、素敵な仲間にと過ごす事が出来
又、素敵な出会いが沢山ありましたことに感謝いたします。
皆さま、ありがとうございます。
今年も後、僅か。よいお年をお迎えください。