先日、渋谷のBunkamura で開催されている
ロートレック展に行って参りました。
実は、ロートレック展は、二度目。
初めて行ったのは、確か10代。
中学、高校と油絵を描いていたのですが
その頃、意識していたのは、
ロココ様式で描かれる肖像画のような人物表現。
曲線的で柔らかなタッチ。
色を重ねることで表現する質感。
どれだけ、人の肌のように描けるか、
どれだけ布の質感に近づけるか。
そんな事考えながら描いてました。![]()
そんな古典的な絵を描いていた私が、ある日突然、
腺と色で表現されたリトグラフに嵌りました。![]()
最初は、華やかで躍動的なシェレ。
そして、興味はロートレックへ。
ロートレックのインパクトのある色使い、
決して美しく描かれているわけではないモデル達の表情、
人の心の奥を描くような作風に興味を持ちました。
そして、
自分が大人になってロートレックをどうみたか。
残念ながら、そんなに成長してないので![]()
大した感想は言えないのですが、
今回は作者の生い立ちを思いながら作品を鑑賞してました。
約束された将来を持つ伯爵家の家柄に生まれながら、
少年時代の事故により大腿骨を骨折し、
歩行が不自由になったロートレック。
更に怪我が原因で、普通の容姿に成長できなかった、
ロートレック。
そんな彼だったから
美しい化粧の下の素顔、笑顔の裏側を暴くような作品を
描いていたのかと、ちょっぴり、切なく思う。![]()
モデルとなった歌手ギルベールに
「私の顔をあんなに醜く描かないでください。
もう少し何とかなりませんか」
と、言わせたとの事。![]()
付き合っていたという女性の肖像画も又然り。
綺麗になりたいと思う女心を思うと
微笑みの絵も1枚くらい見てみたかったなと思いました。