ノッティは、手術の後遺症による左手足の麻痺のため、まだ一人

で歩くこともできないし、左手はちょっと硬くて、右手ほど器用に

使えません。


 今日は、区の療育をうけるようになった経緯をお話したいと思い

ます。


 T大学病院小児科神経科の先生と相談し、10か月のころから

リハビリ専門病院を3か所ほど紹介を受けました。T大学病院には、

こども専門のリハビリ科がないからです。3か所とも、今年の2月

まで住んでいた区からは距離的にかわらなかったので、最短で

予約が取れる病院に、紹介状を書いていただこうと思い、全てに

電話で問い合わせをしました。


 すると、3か所ともに、初診予約が1~2カ月待ち、しかもリハビリ

担当者が決まってから、リハビリ開始ができるのに、さらにかかる

といわれ、焦りました。神経科の先生には、多少、麻痺のある手足

が硬くなってきているといわれていたので、1日も早く診ていただき

たかったのです。結局、最短で診ていただける板橋区にある

「子どもの療育専門病院」に予約をお願いしました。今も、ここで

PT(理学療法)、OT(作業療法)、小児科でお世話になっています。

この病院でのリハビリの様子は、またの機会にしますね。


 「混んでいるというのは仕方がないとしても、初診の日まで、

このまま何もせずに過ごしてしまっていいの??」と。誰にどう相談

したらよいのかわからなかったのですが、困った時の保健師Mさん

ということで、訪ねて行きました。


 私はノッティがお腹にいる時に、重度の心臓病で生まれたらすぐ

手術が必要なので、医療費のことで保健所に相談に伺いました。

保健師Mさんには、生まれる前から、生まれてからも何かと、

ノッティや私のことを気にかけていただいており、私は、「顔見せに

来ました」とよく出かけたものでした。日常の育児の様子を聞いて

いただいたり、アドバイスをいただいたりと、本当にお世話になり

ました。


 保健師Mさんには、区のセンターでは区民対象者で療育を必要

としている人にリハビリを実施しているという情報をいただきました。

とにかく、そこに電話してみたらといわれ、すぐに電話しました。


 区のセンターのご担当者Sさんに、ノッティの簡単な情報をお話

しました。でも、こちらも予約がいっぱいで、翌月になるといわれ

ましたが、こどもの療育専門の病院の予約までには、リハビリが

始められるので、予約をお願いしました。


 数日後、Sさんが機転を利かせて、私にお電話をしてください

ました。「今日の療育を風邪でお休みするという方がいるので、

30分後くらいには来られますか?」と。たまたま区のセンター

までは、バギーを押しながらでも徒歩5分というところに住んで

いたので、身支度をすれば充分間に合います。「ぜひ、よろしく

お願いします」と答え、急ぎ向かいました。本当に、タイミングが

良かったし、運がよかったです。


 すぐに、PT(理学療法)のK先生に話をして、まずはノッティが

なれることから、始めてくださいました。いきなり、リハビリでは、

子どもが拒絶するしということで。たくさんのおもちゃに、ノッティ

も次第に慣れて行きました。


 初めの頃は、ノッティは人見知りをして大泣きでしたが、回数を

重ねていくたびに、このK先生が大好きで、毎回、楽しくリハビリ

をうけることができました。ばあば(パパ母)にも毎回一緒に来て

いただいて、ノッティも、リラックスの中で訓練をうけられて、本当

によかったです。2007年9月~2009年3月までの1年半の期間、

だいたい月に2回のペースでお世話になり、本当にありがとう

ございました。2008年9月からは心理のI先生にも月1回のペース

でお世話になり、ありがとうございました。


 今年の3月に今の区に引っ越ししてしまったので、前の区の療育

は受けられなくなってしまいました。すごく、残念だったのですが、

23区は区ごとに療育を主催しているので、先生や場所がかわって

も引き続きリハビリをつづけられて、本当によかったなあと思って

います。



 

 今の区のPTのN先生、OTのH先生、心理のI先生、療育に

携わって指導していただいている全ての先生方(T先生、N先生、

O先生など)にも、本当に可愛がっていただき、ノッティは大いに

なついていて、いつも楽しそうだし、心から嬉しそうです。


 昨日の区の個別のPTに引き続き、今日は、グループの療育

活動に行ってきました。そして、昼食をとったあと、板橋区にある

子ども療育専門の病院でのPT個人指導を受けてきました。

PTの先生はたくさんの患者さんの個人指導をもっています。

先生と都合を合わせて予約をとるので、どうしても一日に

スケジュールが二つ入る日もあります。でも、なかなか、タフ

なノッティはちゃんとやりこなしていますニコニコ



 区のセンター主催のリハビリ→「個別PT」と「グループ療育」、

 板橋区の子ども療育専門のリハビリ→「個別PT]「個別OT」、

                        「整形外科」「小児科」



 グループ療育は、「つくしグループ」といって、毎週金曜日

10:00~11:00過ぎ頃まで、何らかの発達に遅れのある子ども

たち十数人が集まって、集団行動や手遊び、課題遊びなどを

楽しんでやっています。ノッティが来年の四月からお世話になる

予定の親子通園部「ももグループ」の練習のようなものです。


今日の「つくしグループ」では、運動遊びがメインでした。平均台、

とびばこにマットを這わせてつくった上り坂&下り坂、滑り台、

大きなホースチューブの中をくぐったりしました。ノッティはどれも

楽しそうに何度もおちょうと一緒に挑戦しましたにひひ特に滑り台が

お気に入りでキャッキャ言いながら楽しんでいました。

 

 ノッティは毎回、つくしグループでの刺激を受け、その日にうたった

歌などを、おうちにかえってから、音を追って歌っていることもあり

ます。時には、手ぶりなどを真似してみたりと、まるで自主トレして

いるようです。


 ノッティが今はまっている、お気に入りの歌(手遊び付き)ラブラブ!

「がんばるまんは~ がんばるさぁ~ ちっちゃくたって~

ちっからもちぃ~ がんばるまんのあいことばぁ~ みぃ~んな

なっかま~っだ えい・えい・おぅー!(以下略)」

 

 “ちっちゃくたってちからもち~”のフレーズが、おちょうは大好き

です。なんだかノッティっぽくてね。


 

 ノッティは、本当に人に恵まれているなあといつも思い、人との

出会いに心から感謝をしています。