だ~りんの友人が亡くなった。

自殺だった。

何度か彼が行方不明になった時、だ~りんは仕事中だろうが夜中だろうが仲間と必死で探した。

その度に無事に彼を発見できたことを知っていた私は、今回も
「またいなくなったらしい。探しに行く」
という連絡をだ~りんから受けたにもかかわらず、また無事な姿を発見できるはずと思い込んでいた。

しかし、今回は違っていた。
彼はすでに死を選んでいた。

どうしようもない喪失感と、どうしようもなかったのかという後悔の念。

自分を殺すという殺人。
そこに至るまでにどんな想いがあったのか。

私の中にはだ~りんと一緒に飲みに行った時の彼の笑顔しか残っていない。


まだ彷徨っているあなたがいれば言いたいことがあります。

あなたが私の隣の席で、酔った勢いで言ったかもしれない私しか知らない話。

つまらないことで悩んでいた私を一喝してくれ、あなたのその時の一言で私は一生だ~りんを信じていけると確信しました。

ありがとう。
もう何も考えずゆっくり休んでください…。

本当にありがとう。