落ち武者(武士)のブログ

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第2部 語り手 桂飛虎之介(落ち武者)

登場人物

桂 飛虎之介(又次郎)=落ち武者 第2部の語り手。 完全な悪鬼となったが、楓の犠牲により半ば人間に近い正気を保つ。自分をみる人みんなが自分を怖がる姿をみて落胆する。楓が残した記憶帳に書かれていたトキワ助六に自分を封じてもらおうとトキワ家を探す旅に出るが、行く街行く街人が自分から逃げていくので情報が入らず苦戦する。しばらくすると自分に挑戦してくる剣豪たちや祈祷師が現れ始め対決することになる。また又次郎と呼んでいた楓がいなくなり、本名の飛虎之介と名乗るようになる。

雁零 トキワ家を破門された祈祷師。弟にトキワ家現当主の助六をもつ。最悪の鬼に変わった又次郎に追い詰められ、半殺しにされ、両目を奪われる。右目は悪鬼の目にされ、左目は握りつぶされる。楓を喰らった後悪鬼をある程度抑えこむことに成功した又次郎に「お前にも呪いをわけてやる」と悪鬼を少し引き継ぐ。そのせいで狂い、もともともっていたトキワ家への恨みで自分の目を奪ったのはトキワ家の人間だと思い込むようになり、目を取り返すために盲目のままトキワ家を目指す。祈祷師としての力はなく、ただ弱い悪鬼のみが残った人間になる。

桂 楓 又次郎を救うため自分が喰われる。記憶帳を残す。

雀水 悪鬼と雁零の対決、悪鬼が楓を喰うのを影からみていた目撃者の一人。楓のアドバイス役だが、悪鬼を怖れ近づこうとしなかった。楓を喰らった後の又次郎の様子(記憶帳を読んでいるのをみる)又次郎がトキワ助六を訪ね自らを封印させる意思を知り、去る。その後、剣豪たちとの闘いで飛虎之介が闘いを求めるようになり(ちなみに飛虎之介は相手が殺しにくる以上、自分が勝ったら殺すルール作り挑む剣豪は殺していった、それ以外の殺戮はしていない)、嫌々飛虎之介のもとへ出向きトキワの場所を教えてやる。しかし、飛虎之介はもう少し旅をして強い剣豪や挑んでくる祈祷師をみんな倒してから封じられたいと言い始め、雀水に決闘を申し込む。

挑戦者1 未定
挑戦者2 未定
挑戦者3 未定

あらすじ

(設定としては、楓が最後に記憶帳を書いた日の翌日)

朝、町を歩く飛虎之介。それを怖がる町人たち。

飛虎之介、あの夜に悪鬼と化して以来家に帰る。

家の中を見渡し、机の上に「記憶帳」という本を見つける

「記憶帳」を読み、感慨深げに考えた後、筆を取る。

「記憶帳」に昨夜の事件のことを書き始める

以下回想

”最悪の鬼”になり町から町へと次々に人々を殺戮していく。

昼や夜お構いなしに3日間暴れ続ける。

幕府が差し向けた兵たち1500人に対して無双する。

雁零その様子を遠くから監視する。

雁零、どうにか再び悪鬼を自分の制御下に置こうと画策するが、悪鬼に見つかってしまう。

逃げる雁零。追う悪鬼。

雁零が楓、飛虎之介が住んでた町まで逃げてきたところでとうとう悪鬼に追い詰められる。

雁零の必死の攻撃。まともに食らっているのに微動だにしない悪鬼。ニヤリと笑う悪鬼。

雁零、どんどん追い詰められボロボロ。

悪鬼、雁零の両目を刀でくりぬく。悶絶する雁零。

悪鬼を探していた楓と雀水が二人を見つける

楓、意を決し悪鬼の前へ出る。ビビって隠れる雀水。

楓に切りつけようとしない悪鬼。楓、悪鬼を抱きしめいろいろ言う。

悪鬼、涙を流しながら楓の首をがぶり。楓の生気を吸い取る。(吸血鬼みたいな感じ)
(※実際に楓を食べるっていうグロいシーンでもおk)

動かなくなった楓をゆっくりを地面に下ろし、もとの又次郎っぽくなる

瀕死の雁零のそばにいき、雁零に「殺せよ」と言われるが、悪鬼を少し雁零に移す。
雁零、悪鬼のせいで狂い、精神異常者のようにぶつぶつ言いながら遠くへ歩いて行く。

楓の亡骸を抱きしめる又次郎。

ここまでが回想。

飛虎之介、記憶帳にあった「トキワ助六」に自分を封印してもらおうと考える

それを家の外で飛虎之介をみていた雀水は「もう大丈夫だろう」と帰途につく

飛虎之助、傘を深くかぶり口まわりとてぬぐいで覆い家を記憶帳と剣を持って家を出る

記憶帳の記録が家を出てからいきなりトキワ家にを訪れる前日の夜まで飛び、その間の話を飛虎之助が書き始める

家を出た飛虎之助はいろいろな町に行き、トキワ家についての情報を集めようとするも、変装の甲斐なく、即バレ、皆逃げ出しなかなか情報が集まらないまま半年が経過

半年間、誰も襲わなかったのでまわりから「もしかしてもう悪鬼の力なくなったんじゃね」と思われ、何人かに命を狙われるが軽くあしらう。

幕府の役人にお上に出頭すること迫られるが無視する

飛虎之介を手に負えず、天下を奪われることを心配した幕府は懸賞金をつけて悪鬼退治を始める。

「飛虎之介はいまだに強いが、昔ほどではない」という噂が流れ、腕自慢の剣豪や祈祷師が飛虎之介に挑む。

その戦いのなかでもともと博打好きの性分のせいで、命をかけた殺し合いという駆け引きが面白くなってきてしまい、トキワに封印させるという本来の目的を後回しにする。

結局、自分に挑んできた剣豪や祈祷師を全員倒すが、その中で特に印象に残った3人の挑戦者のことを綴る

挑戦者1とのバトルの話

挑戦者2とのバトルの話

挑戦者3とのバトルの話

挑戦者3を倒した後に雀水が訪ねてきて、トキワに封印されるように諭される。
またトキワ家までの案内を雀水が申し出るが、飛虎之介はまだ遊びたいと言う。

飛虎之介、冗談半分に雀水に決闘するならトキワ家に行ってやると言う

雀水、私が死んでもトキワに絶対行くという約束をするなら戦ってやると言い出す

雀水2日後に寺にこいといい、去る。

二日後、寺の境内での対決

雀水、寺に結界を貼りまくり、飛虎之介初めてのピンチ。

いろいろなバトルを繰り広げる。雀水案外強い。苦戦する飛虎之介。

しかし楓を喰って以来初めて出した飛虎之介本気の一撃にやられる

瀕死の状態の雀水が「僧としてお前を救ってやれなかったこと」を謝る。具体的には雀水自身が怖れから悪鬼から逃げ続けたことへの謝罪。飛虎之介「これ以上悪さはさせない」と言い、トキワ家を訪ねることを約束する。瀕死の状態の雀水を置いて寺を去る。

雀水を倒した夜、明日トキワ家を訪ねると書く。

第2部 完