私には3人の息子がいる。3人とも大学を卒業して社会人となったが、一人はまだ資格の勉強中である。

 長男は、中学校入学と同時に硬式野球シニアリーグに入って土日はボールを追いかけた。中学校では形式的に野球部に所属したが、いわゆる部活には出ていない。

 次男と三男は中学校のバレー部で一生懸命打ち込んだ。

長男は、中学校の部活とは縁がないが、シニアリーグでそれ以上の経験をし、親としてもそれなりに関わった。県外遠征時には中学校を早退させてもらった。自分の時代では学校外の活動を優先するという感覚はなかったので、寛大に感じた。

 次男はとても熱心な顧問の先生で、それなりにいい活動ができた。しかしながら3年生の時に顧問の先生が異動となり、まったく経験のない先生が顧問となり、三男まで引き継がれた。当然、活動は一変、というより雰囲気が一変。後味の悪い引退となった。

 部活動は、学校教育の中に組み込まれているが長男はその枠には入らなかった。次男、三男は部活動の枠組みの中にいた。

 自分が教員時代に顧問をしていた時もそうだったが、当然、県大会、それ以上を目指す。その時々で戦力になる選手を使う。また、その選手は特に練習も強化する。しかし、部活動は必ずしもそうしたことを目指す生徒だけではない。

 昨年勤務していた中学校では市内で優勝するだけの強い部があった。そして、この部活では、しばし先生が一部の選手をひいきするという苦情が多く寄せられた。

 生徒のスキルや目的によって練習の内容や強度に差が生じるのはしかたないことだが、こうしたことにも対応しなければならない部活の顧問は、一生懸命やればやるほど、、、日が当たれば影も濃くなる。

 長男の時ははっきりしていた。部活動の外部委託とは長男のシニアリーグのような状況が想像できるが、地域によってはやりたい種目などがなかったり、運動部に限らず文化部に関しても同じ。。。

 施設面や運営面から言って完全に学校から切り離せない。

おそらく帰宅部が増えるんでしょうね。