小田原城
戦国時代最大の土の城で
周りを深い堀と土塁で囲んだ難攻不落の城
そう言われるのは現在の小田原城ではなく
北条時代の小田原城。
小田原合戦時はこんな感じでした。
(画像はお借りしました)
小田原城が落城。
土の城は破却・徳川の城が築城されます。
(今の小田原城は江戸時代の小田原城を模して再建)
いい加減な枠ですが、囲ってみました~。
北条の城の本丸・二の丸は赤枠
徳川の城の本丸・二の丸はその平地側の黄色枠
(三の丸もありますが便宜上本丸と二の丸だけにしました)
徳川の城が建てられなかった山側は八幡山古郭と呼ばれ
今や住宅・学校が建ち並んでいます。
何もないと分かっていましたが
北条時代の城を感じたくて歩いてきました~
小田原駅西口から小峯御鐘ノ台の惣構えまで。
赤の→→
約20分の道のりです
小田原駅西口の北条早雲像に挨拶し
大きなマンションそば
駅に沿って歩いていきます。
突き当たると城山中入口交差点。
ここに八幡曲輪の石碑
いよいよ八幡山古郭の名残が見られそう。
この道を行くと百段階段。
ルートを外れて階段手前の道を左に曲がると
本丸に当たる場所。
北条氏政が見たかもしれない
海の景色が見られます。
では百段階段に戻り上っていきます。
ゼーゼー言いながら登っても
市街地化されているだけあって
そこには学校や
テニスコートがあるだけ。
ですが、
所々にある案内板や遊歩道に見られる土塁跡・石碑で
八幡山古郭に思いを馳せることができます。
本丸を囲んでいた三味線堀跡や土塁跡
二の丸にあたる鍛冶曲輪の石碑
更に進んでいくと三の丸にあたる城山公園へ。
うっそうとしており、
ここから徐々に戦国の雰囲気。
土塁が見られ
その奥がゴール地点
惣構え・小峯御鐘ノ台大堀切です。
いつもテレビで見ていた惣構えだ~
目の前に現れた空堀に大感動です。
この惣構えについては次のブログで。
ここでちょっとおまけ。
現在整備されている土の城の遺構は
地図上、黄色で○した場所にあります。
八幡山古郭東曲輪
三の丸新堀土塁
小田原城址公園にある小田原城も立派で素敵ですが
土の城の小田原城もまた面白い。
こうやって歩くことで
改めて、小田原城は奥が深いと痛感。
小田原に住んでいる間にもっともっと極めようと思います