先ほど、議長経由で市長から議員に報告がありましたのでご報告いたします。

 

               通帳及び通帳院紛失事案の経過対応について(報告)

 

 令和5年10月に発覚した古河市花火大会実行委員会の通帳及び通帳印の紛失事案の経過対応については、先月の全員協議会での報告以降、進展はなく古河警察署の捜査を見守っている状況です。

 今回の事案を受けて、市で管理する全ての通帳及び通帳印の点検を実施し、当該事案以外については適正に管理していることを確認しました。

 本事案については、不適切な事務処理に起因するものであるため、今回の事案を重く受け止め、再発防止のため、改めて公金公用物の適正管理について、研修会を実施いたしました。

 また、会計業務の合理化と現金を取り扱うことによるリスク低減のため、新たな取り組みとしてオンラインバンキング導入の検討を開始しています。

 引き続き、職員の公金等取扱の更なる徹底を図り、市民及び関係者の皆様の信頼回復に努めてまいります。

 

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 公務員として、公金・公用物の取り扱いには充分気をつけなければならないことであることは言うまでもないことです。これを前提として苦言を呈してみたいと思います。

 古河市は例月出納検査を毎月行い、3か月ごとの議会初日に例月出納検査結果報告書として諸般の報告を行っています。検査対象には大項目しかなく、また、毎月の報告書の内容も「会計管理者および各事業会計所管課長等の現金の出納事務について、正確に行われているか、提出された出納関係帳簿、預金通帳等を照合し、関係職員の説明を受け、検査を実施した。」検査の結果「いずれも適正に執行されていると認められる。」というものです。

 令和5年5月25日に行われた検査も6月28日に行われた検査も7月24日に行われた検査も8月23日に行われた検査もすり抜けて、10月になって発覚するという何と杜撰な監査であるのか呆れてものが言えません。

 監査がきちんと監査しているか、その監査手法が本当に正しいものか今一度確認してみたいと思います。

 

 「天網恢恢疎にして漏らさず」一日も早い事案の解決を願っています。