光陰矢のごとしとはよく言いますが、早いもので今年もあと一ヶ月で終わり、新年を迎えます。
 
 昨年は年末に衆議院の解散総選挙が行われ、古河市においてもリコール問題に伴う市長選挙が執行された関係から、12月議会が年末に行われるという異例の年でした。
 
 今年の12月定例議会は12月9日に開会される予定です。今回の議会に付議された事件は諮問2件、議案39件です。
 
 今回慎重に審議しなくてはならない議案としては国保条例の一部改正が挙げられます。広報等で既にご存知の方もおられるとは思いますが、来年の4月1日より税率等の改正を行い費用負担増となるものです。
 
 この議案提出にあたっては、国保審議会が開かれ、そこで様々な議論がありました。執行部としては基金も枯渇している関係から約1億円の増税で対応しようと考えているようです。そこで私は支出に目をつけ、ジェネリックに切り替えた場合、節減効果はあるのか事務方に尋ねた所、2億円くらいは効果があると答えを頂きました。
 
 それならばすべての薬をジェネリックにすれば、古河市の一般会計からの持ち出しが劇的に減ることが目に見えているのにと考えました。然し、関係者によるとジェネリックでは心配だという声もあるのだというのです。
 
 利権の絡む問題であるだけにこれから問題も発生するかも知れませんが、古河市議会議員として、市民の公金を審議する者の一人として、市民の負担を少しでも軽減できるように粉骨砕身頑張って行きたいと思います。
 
 来年度から始まる消費税増税。今は卵の値段が高騰し、家計に響いているようです。円安によるものの値段の引き上げ、電気代の値上げには節電で対応している家庭も多いことでしょう。
 
 一円でも安い所に買い物に行く家庭の主婦や、年金暮らしのお年寄りの事を考えた時、ただ単に増税だけで納得の行くものではないと私は考えています。
 
 市民の皆さんが額に汗して働き、納税してくれた貴重な財源を細部にまでわたってしっかりと調査し、納得の行く政治が行われるように微力ですが頑張ってまいる所存です。
 
 朝晩寒くなってまいりましたが、愛読者の皆様におかれましてはお風邪など召しませんようご自愛ください。