円安、株高と浮かれている一部の方々を除いて我々庶民にはまだそのおこぼれも回ってこないのが現実である。
 
 輸入品の価格向上に伴い食品の中には値上げされるものまで出てきた。家庭の主婦や年金暮らしの方々にとっては苦しい台所事情が更に苦しくなることも予想される。
 
 今朝の新聞には参議院選挙の争点として「景気回復」が多くを占めているということである。
 
 景気回復は、売り上げが伸び所得が増える事だけではなく、将来に亘って安心を届ける事である。100年安心と言った年金など初歩の段階でつまづき、そのシステムの脆弱さが露呈している。
 
 小手先だけの経済マジックを使って景気が浮揚したように見せるのでは根本的な改善策とはならない。
 
 資源の無いわが日本国としては人材の育成に力を入れ、教養を高めることに主眼を置きながら、心の教育もしっかりと行い、家族、地域、社会のためになる人間を今こそ創り上げる時であると信じて疑わない。
 
 その様な人間がリーダーとなり政治に参画してくれることを心から願っている。