総和高校が来年度の募集を停止し、県立古河中等教育学校が出来るとの話が出た時、私のブログには様々な方から貴重なご意見を頂くこととなった。この場をお借りしてお礼申し上げたいと思う。
 
 さて、まだまだ中間発表であるが、茨城県立高校の募集状況が各学校のホームページにアップされ始めている。
 
 古河市内の中学三年生(高校受験生)に関係するであろう市内の高校及び境高校、下妻一高の状況を確認してみた。昨日(2/13PM5:00)現在これら7校の定員1720名に対し応募者数は1685名と競争率は1倍を切る低競争率となっている。
 
 競争率が1倍以上あるのは、古河一(普)5名オーバーの1.06倍、古河三(普)8名オーバーの1.03倍、三和(ヒ)11名オーバーの1.28倍、総和工業(機)8名オーバーの1.10倍、下妻一(普)25名オーバーの1.09倍である。
 
 その他は軒並み定員割れを起こしている。また、国立小山高専を受検する生徒たちもかなりな数にのぼると推測されることから、その合格者は茨城県立受験を辞退するため、受験日当日の競争率は下がることはあっても上がることは考えられない。
 
 昨年度総和高校の募集人数は120名、激変緩和を行う為、古河二高(普)と境高校(普)にそれぞれ40名ずつ80名の定員増を行った。需要の予測が甘かったのであろう。結果は見事に定員割れである。
 
 高校進学は義務教育ではない。日本の国力を支えているのは紛れもなく教育である。ある程度の競争率がないと世界と伍して戦ってゆくことはできない。
 
 三年後の入試では今回古河中等教育学校に進学した県西地区の子供たちが120名いた関係から、この地域は更に定員を減らさないと一定の学力を保障した高等学校の教育が成り立たなくなる。
 
 今回の入試でも有能な子供たちは県外の学校に進学すると耳にする。頭脳の流出はイコールこの地域の教育レベルと言っても過言ではない。
 
 教育の在り方の抜本的な見直しも含めて更に検討を加える時が正に今である。