三年前の夏に衆議院の解散総選挙があり、民主党の圧勝により政権交代が行われた。子供手当の拡充、高速道路の無料化、ガソリンの暫定税率廃止、コンクリートから人へのかけ声もむなしく、今解散すれば惨敗が見えているために伝家の宝刀を抜くことすらできない。
 
 これら一連の事業に関する財源は特別会計を見直せば出てくると考えていたようであるが、それはそれはお粗末な夢物語であった。
 
 恐らく任期満了近くまでひっぱりに引っ張って延命措置を取るであろう。日本維新の会は人気に陰りが見えてきたとは言え、本日、党首が鹿児島からの遊説を開始した。体力の続く限り日本全国を回ることであろう。
 
 選挙後の枠組みは自民党、日本維新の会といくつかの政党がくっつく形で連立を組むこととなるだろう。逆に考えてみると、日本維新の会は連立を組む政党とは選挙協力を行うのかもしれない。
 
 来年の夏には任期満了を迎え、政権の枠組みも大きく変わる。我々国民もしっかりと投票権を行使しなくてはいけない。
 
 恐ろしいことに、政治は勝てば官軍である。我々は心してこの国の将来を決めなくてはならない。