昨日総和高校の校長先生から中高一貫校説明会のご案内を頂いた。この場をお借りして御礼申し上げたいと思う。

 本日担当部局に確認したところ、昨日までに参加希望の数は700となっているとの事であった。会場の椅子が500と言う事であるから、あと数百席を増設しなくてはならない。

 初年度の募集人員は120名である。相当の競争率が予想されるが、公立中高一貫校の入試問題は一筋縄では解くことができない。

 中学受験を専門とする大手の塾関係者とお話しする機会があり、都内や他地域における公立中高一貫校の入試についてご教授いただいた。

 私立中学受験の模試で偏差値の非常に高い児童でも、記述や総合問題が多く含まれる公立の中高一貫校に合格する可能性は3分の1くらいまで下がってしまうと言うのだ。

 以前、過去問をご紹介したことがあったが、子供にとっては非常に難解である。答えが一つとは限らないのでさらに難しさを増す事となる。

 塾に通えば解決する問題ではない。保護者の中には子弟のためを思い塾通いに熱心になる方もあろう。また、その様な保護者の心理をあおりたて、一儲けしようとする輩も出ないとは限らない。

 奇をてらった私立中学の難問とは違い公立中高一貫校の入試問題では、全て身の回りに起こることをきちんと理解し、それを説明できる能力が求められる。まさに生きた学問なのであり、一朝一夕で身につく力ではない。

 第一回入学を希望する700名を越す精鋭たちの中から、さらに120名が絞り込まれることとなるが、彼らの将来に古河市の茨城の未来も託されていることは言うまでも無い。