民主党が掲げている公立高校授業料の無償化は私立高校の経営に大きな波紋を呼びそうである。このところずっと塾対象の説明会に出席させていただいているが、私立高校はこの政策により、完全に二極化されてゆくものと思われる。

 公立の進むよりも費用のかからない学業特待制度がかすんでしまう為である。

 年収500万円以下の家庭には年間24万円まで補助される運びのようであるから、授業料のかからない学業特待が無意味なものとなってしまうのである。

 私立高校の多くはこれまで子供の数が増えていた時に、その地方、地域に懇願されて開校を行ってきたが、景気の後退と少子高齢化によりその役目を終わろうとしている時が近づいて来ているのかもしれない。
 
 私立学校には私学助成金が支払われているが、私立高校の授業料だけ補助したのでは不公平だと言う意見も出てくるであろう。

 私学助成金の見直しも含めて充分に議論していただきたいと思う。

 以上取り急ぎ用件のみ。