昨日、全国統一小学生テストが実施された。古河地区においては当塾のみが公認会場となっていた関係から、北は小山市から東は旧三和地区から総勢30名の受験者があった。

 保護者の教育熱もすごいものである。前日に当塾が行ったテスト対策授業にもほぼ全員の出席を見ることとなった。

 さて、その前日、11月2日の朝日新聞の記事に「公立中高一貫の波紋」という見出しで気になる記事が掲載されていた。

 千葉県立千葉高校が中高一貫化することになった背景には進学実績の停滞があるというのが教育関係者の専らの見方であると言うことだ。

 以前にご紹介した事もあったと思うが、香川県の三豊市にある県立高瀬のぞみが丘中学は来年から募集を停止し、2010年度で閉校となる。これがどんな意味なのかは賢明な読者の皆様にはご理解いただけると思う。

≪(記事にはこうある≫
 「ゆとりと個性を掲げ、部活動が盛んな県立高瀬高の併設中学として02年に開校、子どもに「落ちた」という気持ちを味わわせないよう、定員の半分は適性検査の成績優秀者、残りは抽選で決めた。
 しかし、06年度以降は定員割れに・・・と続く。


 進学などに特化せず、メリットが伝わりにくかったこと。この校長が言うように私もこれでは保護者への大きなアピールにならないと思う。

 前回の一般質問において医学部進学者に対する奨学金の創設を提言したところ、市長からは地域医療懇談会で中高一貫の進学校の意見もあったということから考えれば、連携型の学校ではなく併設型か新たな中等教育学校がこの地域には求められる所であるとするのが筋である。

 古河市が進める先導的プロジェクトの高等教育機関が何を指すのか、改めて12月定例議会で執行部に質してみたいと思う。