茨城県土地開発公社が12億円を出して購入した旧三和地区のオリックス用地(KDDI名崎送信所跡地)から圏央道境ICに向けてアクセス道路を整備する事業に古河市は取り組んでいる。

 古河市内にある5つの工業団地の内、一番新しく、3番目に広い(64.1ha)。この工業団地が出来上がれば法人市民税、固定資産税、そして何よりも働く場所を市民の皆さんに提供出来、地域経済発展、ひいてはわが国の工業の発展に寄与できるものと確信している。

 民主党の推進するガソリン税撤廃、高速道路無料化が実現すると圏央道の計画はどうなってしまうのだろうか?

 古河市が一生懸命作ろうとしているアクセス道路も、先の見えない幻の高速道路に向けて税金を注入しているのではないかと一抹の不安を感じたりしている。

 地方分権についても何も語られないまま党首討論の場となってしまった感が否めない所信表明演説。民主党はどんな代表質問を行うのかこの耳で確認したいと思う。

 所得が増えない中で、物の値段が上がり、国民生活は確かに苦しくなっている。ばら撒き福祉でこの国は良くなるのか?

 私は信じる。戦後の混乱期を乗り越えてここまで経済発展を遂げることが出来たわが国日本の潜在能力はこれしきの不況でたじろぐものではないと。

 日本はもう一度原点に帰り、made in Japanの製品が世界で珍重されていた職人意識を取り戻すべきであると思う。

 何でもかんでもアメリカに追いつけ追い越せと追随してきたが、そのアメリカが金融不安を起こし、手本を失った現在、もう一度立ち止まって日本の進むべき方向性を考え出さねばならないと考えている。

 そう考えた時、つくばの研究学園都市から車で約30分の距離にある名崎の工業団地は日本の科学技術を結集したハイテク工業団地に成長してくれることを願っている。

 現在の状況を嘆いてばかりはいられない。より良い未来に向かって私も市会議員として出来うる限りの努力をしたいと考えている。