古河市は合併して約15万の市となったが未だに解決されない問題を抱えている。それは小児夜間救急の問題である。

 境の西南医療センターに近い方は別として、旧古河市内で子育て奮闘中の若いお父さんやお母さんからは何で隣町まで行かなければならないのか。小児科を設置できずして少子化対策とは笑止千万とお小言を言われて本当に自分の非力さを感じている。

 日赤大学を誘致して医療関係者の確保をしたらどうかとのご提案を頂いたりしたが、私は先日来訪者とお話をしていてこんな考えを提案してみた。

 古河市から医学部に進みたいが家庭の経済状況もあり進学を断念している受験生を救う為の奨学金制度。

 私立の医学部を卒業するにはとても多くの学費が必要となる。古河市で独自の奨学金制度を創設し、古河市のために役立つ医師を創りあげるのが目標である。

 いつ出来るかわからない日赤の小児科や産婦人科を願っているだけでは古河市の医療問題は解決できない。

 私はこう信じる。古河市の皆がこの制度を利用して医者になろうとする若者を応援するのだから、必ずその人は恩に報いることであると。(勿論、この制度を利用する学生には面接を行い古河市民のために働く意思があるのを確認することが大前提である)

 古河市の医師不足を住民自ら考え、お金を出し合うこの制度。皆さんはいかがお考えであろうか?

 9月3日から開会される定例議会の一般質問においてこの制度導入について政策提案してみたいと思う。