私が出張している間に小学校事務職員の横領事件が発覚し、逮捕者が出る報道をもう皆さんご存知であろう。

 私はこの事件を非常に残念に思う。先ず第一に事務職員とはいうものの学校教育関係者の起こした事件であること。それ故児童生徒たちに与えた影響は非常に甚大であると受け止めなければいけないと思う。

 もう一つ、それは古河市教育委員会の隠蔽体質についてである。詳細が分からないと言う理由を付けて正副議長と、文教常任委員会の正副委員長にしか説明をせず、我々蚊帳の外には新聞報道以下の内容しか記されていないFAX1枚で報告終了である。

 給食費の滞納問題が世間を騒がせているが、まじめに納入した給食費を横領されていたのではたまったものではない。

 もう一つ残念なことがある。それは教育長の「再発防止に向け指導を徹底したい」着服額の補填については保護者に負担がかからないようにしたい。という読売新聞茨城版でのコメントである。

 一体どの様に再発防止策を検討するのか、着服額の補填と言うが、金額をはっきりさせることも無く無責任にその様な発言を教育行政のトップが発するのはおかしくないだろうか。

 私なら先ず、全ての学校事務職員を集め、通帳と帳簿、手持ち現金の突合せを完了させ、監査を行った旨を報告することが先決であろうと思う。

 私はこの問題の責任者は古河市教育長であると断言する。事件の全容が解明されることが何よりも大事なことで、これら一連の不安を払拭するために積極的な情報公開をしなくてはならないと思う。

 身内での調査には限界がある。本来であれば文教常任委員会が積極的に動き、資料等を提出させ責任追及を行っていなければならないところであるが、委員会が動き出す気配も感じられない。

 この問題がこのままうやむやになってしまうのだけは避けたいと思う。ここを皮切りに教育行政全般を改革して行きたいと思う。

 北海道視察の結果については明日以降報告したいと思う。以上、取り急ぎ私の意見のみ。