土曜日の朝、子供がサッカーの練習に行く時に大きな揺れを感じた。すぐさまテレビをつけると岩手・宮城で大規模な地震が発生したとのテロップが流れる。

 その前の水曜日に私は地震に関する一般質問を行った。地震により野木の浄水場が被災すれば全戸への給水はストップする。然し、浄水場が被災し、その機能が失われると想定するのは稀なケースで、それよりも地震に弱い石綿管の被害が問題となるとの答弁を受けている。

 中越沖地震で被災した柏崎市へは、震災の被害にあう前に、東京電力柏崎・刈羽原子力発電所の環境に対する負荷を調査する為、視察に訪れたことがあった。以前もここに書いたと思うが、当時の私の質問に担当者は地震に対する備えは充分であると答えられていたが、現在ここの発電所は操業を停止している。

 震災後、昨年末にどぶろく特区の先進地視察のために再び柏崎市を訪問する。移動する車の窓から被災したまちを見るのは本当に申し訳なく思うのであるが、この状況をきちんと記憶に焼き付けて、我が愛する古河市のために役立てるようにしなくてはならないと思い、仮設住宅などを拝見した。

 柏崎市はこの震災で20日間水道が使用できなかった。ガスは42日間ストップしている。私は南関東直下地震を想定した時、水道事業は大丈夫なのか大変心配であったので、今回一般質問を行うこととした。

 古河市は震災に備え、地下貯水タンクを持っているが、全人口の1.5日分しかならない。そんなことは百も承知で一般質問を行ったのである。一般質問においては途中で他の議員が議事進行をかけて、貯水タンクの説明を執行部に答弁させていたが、問題はその後水道が完全復旧するまでの18.5日をどうやって過ごすのかと言うことなのである。

 副市長は三和地区からの送水は非常に難しいとの答弁をし、水道事業に一般会計からの繰り入れを提言したことに対して、総合政策部長からは軽々にここで答えるべきことではないとのお答えを頂いた。

 お二人の御答弁「誠にごもっとも」である。これからそのことについて充分慎重審議を重ね、どの様な予算配分が良いのか議論を尽くしてみたいと思う。

 私は人が住んでみたいまちづくりを考えた時、他の自治体との違いでアピールするのも良いことであると考えている。

  震災に強いまち、古河

 災害時もライフラインは複数系統の接続により、断水の恐れは無く、火災発生時にも消火栓から水が出ない恐れも無く、情報伝達の手段としてコミュニティーFMといったものを備えてまちをアピールするのも悪くは無いと思う。

 6月の定例議会を終えて、心も体も疲れ果てていたが、昨日は一日お休みを頂き、桧枝岐村で渓流釣りと温泉を楽しんだ。

 新緑に心も体も洗われて、さあ、今日から又頑張ろう!