昨日から当社は進学説明会を開始した。塾にお通いの保護者を対象に行っているのだが、非常に熱心で、昨日は日曜日にもかかわらず5名の参加者があった。

 指導要領改定について、古河市立中学校学区選択制の経過について、埼玉県・茨城県の公立高校入試について。これら三件について報告と説明を1時間かけて行った。

 保護者の方々のネットワークは凄いもので、今回古河三高の競争率アップの要因として景気の先行き不安と言う要因が挙げられることが分かった。

 受験生の中にはこれまでであれば、私立のトップクラスに進学できるような生徒が含まれているのだという。「何で貴方が受験するの」と言うくらいの受験生が中には含まれるのだと言う。

 景気だけが要因ではないと思うが、この公立高校への回帰現象は私立高校の経営問題に直撃し、淘汰されてゆく学校が出るのではないかと予測される。

 所得が増えないのに物価だけが上昇を続けている。株価も一向に回復しない。こんな時、思い切った方針を打ちたて、国民を引っ張るリーダーも見当たらない。

 道路特定財源の議論はされてしかるべきであるが、景気回復の議論も並行してされなくてはならないと思う。

 古河で塾を開業して20年になるが、古河三高の大躍進は本当にうれしく思う。景気の先行き不安を払拭するような話、出来れば東大合格者二桁を目指した学習指導をされてゆくことを心から願っている。

 こうなれば文部科学省が目指す、中高一貫校500校の仲間入りが出来るかもしれない。