先日、何かの会合の折に中村代議士とお話をする機会があり、現在黄信号がともっている圏央道の茨城県内全線開通の問題は石原都知事が8年後に開催を誘致している東京オリンピックの話が具体化すれば、東京都も本腰をあげて取り組まねばならなくなるだろうとおっしゃっていた。

 確かに東京の難点は交通渋滞である。渋滞回避のつもりで首都高速に入るとひどい時は歩いた方が速い位である。

 そして首都高速を使い都心を通り抜ける車の内、都心に用がない割合が高いという事実をどの様に解消するかが論点となる。

 圏央道が完成すれば放射状にのびる常磐自動車道、東北自動車道、関越自動車道、中央自動車道、東名自動車道が半径60キロメートル内で接続され、渋滞する都心を通ることなく、スムーズな物流が可能となる。

 東京オリンピックが開催されることが具体化すれば、物流革命が起こるのではないだろうか。私はとても期待している。そして東京の渋滞が緩和されることによって環境にもやさしい国になれることを心から願っている。

 今月11日に開かれた新春のつどいにおいて永岡代議士は暫定税率のお話に触れ、こちらも渋滞がひどい125号線三杉町の交差点の問題を解決するために125号バイパスの開通を額賀財務大臣にお願いした旨をご報告いただいた。

 自民党の暫定税率維持にご理解を頂きたいとおっしゃっていた。

 必要な道は作るのが良いと考えるが、それでは不必要な道とはどれをさすのか。一概には言えないものである。

 この道を作ることで、経済に良いそして環境にもやさしいと気の利いたことを噛み砕いて国民に説明することで推進派は推し進めればよいと思う。

 又、反対派は具体的に必要のない路線を指摘し、国民の判断を仰ぐことが望ましいと思う。ただただガソリンが安くなりますだけでは国民は動かない。

 そして福田総理のガソリンが安くなればそれだけガソリンの消費が増え、Co2の排出量が増えるなどと言う発言は国民世論の論点からかなりずれてしまったものではないかと感じる。

 ガソリンは高ければ高いほど消費量が減るからそれで良いと思うのか?どうしてもガソリンを使わなければならない人たちが直面するこれらの問題について政府は責任を持って議論し、解決策を模索していただきたいと思う。