私は自慢ではないが学校で福祉という学問を勉強したことがない。又、履修科目を振り返ってみて政治学と言うものも学んだ覚えが全く無い。

 政治とは生き物であり、王道など無く、正に一寸先は闇の世界であるとだけは学生の頃から認識をしていた。よって、未来の政治のあり方を論ずる専門家のご意見には余り耳を貸したことが無い。

 もし彼らの言うことが正しいと思うのなら、是非とも日本のため、世界のためにその力を余すとことなく発揮いただきたいと思うのだが、根性を見せてくれたのは私の存じ上げる限りでは国際政治学者の現厚生労働大臣舛添要一氏のみである。

 現実とのギャップに苦しみながらも、頑張っている姿を拝見していると自分も頑張らなければという気持ちになってくる。

 さて、福祉に関しては手厚くすべきと言う方と切り捨てるべきだと言うご意見と両論あると思う。私はきちんと個別の事案を判断し、手を差し伸べるべき所には充分な配慮が必要であり、保護してあげなければならないものであると思っている。

 我々は必ず年をとる。年をとって万一、体が不自由になった時、社会のお世話にならない自信のある人はどれ位いるだろうか。

 「そんなの関係ねー」と言われてしまえばそれまでだが、その時に向けて安定した財政基盤の確保が第一に必要であると考えている。

 子供達が育ち、いつまでも住み続けていたい町古河を作る。そのためには子供達を大切に育てる必要があろうと思う。

 「情けは人のためならず」子供達のためにかける予算はめぐりめぐってこの地域で最期を迎える人たちに還元されるものと私は信じている。

 福祉とは行き当たりばったりの思いつきなんかではなく、きちんと将来を見据えた上で論じられなければならない非常に崇高なものであると私は考えている。