脱、ゆとりということで2011年から学習内容が多くなると言う。これから色々な人の意見を聞いて纏めると言うが、私も国民の一人として意見を言いたい。

 先ず、授業時間数だけを増加させるならばやらない方がいい。何故なら一日に学習する分量が多くなり、毎日少しずつこつこつとという教育の基本から外れてしまうからである。

 私は土曜授業の復活を期待している。おいおい学習塾を経営しているものがそんなことを言っていいのかと怒られそうだが、やはり土曜日の午前中から子供達が塾に通っている風景は異常である。

 ゆとりとは誰の為のゆとりなのであろうと考えることがある。1992年の二学期から第二土曜日がお休みとなり、1995年にはこれに第四土曜日も加わる。

 この当時、学校では土曜日に組み込まれた授業は半分しか進むことが出来ず、立ち行かなくなっていたことを鮮明に覚えている。

 2002年度から完全週休二日制が実施されたが、早くも2007年に見直しが審議され、2011年度より実施するという。

 私はこのゆとりの恩恵を享受しているのは先生方であると思う。決して子供達ではない。

 私が通っていた学校は土曜まで授業を行っているが、先生方はそれぞれ研究日という日を持っており、実質週休二日である。

 この様な方法をうまくとり入れて、土曜の授業を復活させてもらいたい。

 古河市が平成23年度に学期制を統一すると言ったのも、このゆとり教育の見直しが実施される2011年(平成23年)を見込んでのことであったのであろう。